「MoMA DESIGN STORE」が日本発のアイテム100種類以上が揃う「Modern Japan」を開催

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年越しそばに初詣、鏡餅、しめ縄飾り…年末年始はいつもよりも“日本らしさ”に触れることが多い時期。そんな中、ニューヨーク近代美術館MoMAのミュージアムショップ「MoMA DESIGN STORE」でも、2015年12月26日(土)〜2016年1月27日(水)の期間、洗練された現代の日本デザインを紹介するニューイヤーズトランクショー「Modern Japan」が開催される。

「『Modern Japan』は日本発信のオリジナル企画で、国内外から訪れるたくさんのお客さまに日本の『お正月』文化をお伝えしたいという思いから、今回初めて開催します。『モダン・ジャパン』のタイトルを象徴するブランドやメーカーの中から、幅広いアイテムを揃えてご紹介しています」と、広報担当の望月さん。

今回、店頭には、盆栽ブランド「TRADMAN’S BONSAI(トラッドマンズ ボンサイ)」、水引きを使ったアクセサリーが特徴の「TRART(トラート)」、山梨県の和紙メーカー「大直」がプロデュースする「SIWA/紙和(シワ)」、目黒のデザインホテルCLASKA内のショップ「CLASKA Gallery & Shop "DO"(クラスカ ギャラリー アンド ショップ“ドー”)」の4店のアイテム100種類以上が並ぶ。
盆栽作家・グレート ハマ氏による「TRADMAN’S BONSAI」は、中国をはじめ、世界でも評価されているそう。今回は、椿や五葉松、ヒノキ科の真柏(しんぱく)などの盆栽が10種類程度揃う。写真の「真柏」(15000円〜)のインパクトある美しさは、静謐ながら部屋で強い存在感を放つアイテムとなりそう。同じ木から作られた盆栽でもサイズや特徴などによって価格はさまざま。3000円程度で入手できるものも並ぶというから、興味がある人はこの機会に盆栽の世界を覗いて。


トラディッショナルとアートを合わせたスタイルを提案する「TRART」からは、水引きの素材感を活かしたピアスやイヤリング(各3800円)などの20種類がラインナップ。いずれも直線的なシェイプと色鮮やかなバリエーションで、何気ないファッションに上級者のテイストをプラスしてくれるはず。

「大ぶりで存在感がありますが、素材が紙なので耳への負担が少なく、軽やかに揺れるのが特徴です」(同)

水引部分には特殊なコーティング加工が施されているので撥水して汚れがつきにくいのも高ポイント。


「SIWA|紙和」からは、工業デザイナーの深澤直人さんがデザインしたスタイリッシュなアイテムが。写真の「ラウンドバッグ」(3240円)のほか、「ランチバッグ」(2808円)や「名刺ケース」(1296円)など全約30種類が店頭に並ぶ。木材パルプとポリオレフィン繊維を原料に独自開発した障子紙「ソフトナオロン」を、くしゃくしゃにした素材感が魅力的。


ライフスタイルショップ「CLASKA Gallery & Shop“DO”」からは、今の日本の暮らしを象徴するデザイン性の高い生活雑貨が登場。写真は同ショップの新作で人気の「ドー グラスポット」(3024円)。フタに茶こしが付いているので、ティーポットにもコーヒーサーバーにも使えて便利。

新年から気分を改めて生活をスタートするのにぴったりの雑貨も見つかりそう。日本の伝統とデザイン性を表したアイテムで、丁寧な暮らしをスタートして。