「美学」とは何か?今さら聞けない「感性」の正体と、その判断基準が生まれる背景
YouTubeチャンネル「著者が語る」が『【伊藤亜紗が語る】あなたの「感じ方」はどこからきているのか』と題した動画を公開した。動画には美学者の伊藤亜紗氏が出演し、私たちの「感性」や「美学」という学問の奥深さについて解説した。
伊藤氏はまず、美学について「言葉にしにくいものを言葉で分析する学問」と定義する。哲学が「時間とは何か」などを言葉で問うのに対し、美学は「感性」など言語化しにくい対象にあえて言葉をぶつけていく分野だと説明した。
話題は「感性はどこからやってくるのか」へと移る。伊藤氏は感性を本能ではなく、長い人類の歴史と個人の歴史が組み合わさってできた「瞬時の判断」であると解説する。例えば、ボイルされたエビの寿司よりも生のエビが評価される背景には、寿司職人の修行のエピソードがあることを知り、急に美味しそうに思えるといった日常的な例を挙げ、言葉や知識が感性を深めるプロセスを紹介した。
また、人間の認識能力である「知性」と「感性」の違いについても言及。「知性は論理的で時間がかかるが、感性はうっかりしているけれど瞬時に判断できる」と述べ、この両者が人間を支えていると語る。さらに社会のルールや歴史によって作られた「規範的感性」と、そこから外れる「逸脱的感性」についても解説。歴史的に作られた美の基準や人種に対する偏見などを挙げつつ、そうした既存の規範から外れたときに新しい感性が生まれる瞬間について語った。
終盤では、紋切り型の表現である「クリシェ」に触れ、先入観にとらわれた感覚から抜け出すことの重要性を指摘。言葉にならない感覚を言葉にすることの面白さを説き、私たちが無意識に行っている「感じ方」の成り立ちについて深く考えさせられる内容となっている。
伊藤氏はまず、美学について「言葉にしにくいものを言葉で分析する学問」と定義する。哲学が「時間とは何か」などを言葉で問うのに対し、美学は「感性」など言語化しにくい対象にあえて言葉をぶつけていく分野だと説明した。
話題は「感性はどこからやってくるのか」へと移る。伊藤氏は感性を本能ではなく、長い人類の歴史と個人の歴史が組み合わさってできた「瞬時の判断」であると解説する。例えば、ボイルされたエビの寿司よりも生のエビが評価される背景には、寿司職人の修行のエピソードがあることを知り、急に美味しそうに思えるといった日常的な例を挙げ、言葉や知識が感性を深めるプロセスを紹介した。
また、人間の認識能力である「知性」と「感性」の違いについても言及。「知性は論理的で時間がかかるが、感性はうっかりしているけれど瞬時に判断できる」と述べ、この両者が人間を支えていると語る。さらに社会のルールや歴史によって作られた「規範的感性」と、そこから外れる「逸脱的感性」についても解説。歴史的に作られた美の基準や人種に対する偏見などを挙げつつ、そうした既存の規範から外れたときに新しい感性が生まれる瞬間について語った。
終盤では、紋切り型の表現である「クリシェ」に触れ、先入観にとらわれた感覚から抜け出すことの重要性を指摘。言葉にならない感覚を言葉にすることの面白さを説き、私たちが無意識に行っている「感じ方」の成り立ちについて深く考えさせられる内容となっている。
YouTubeの動画内容
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