人気ブランドD&Gがミラノ・ファッション・ウィークで最後のコレクションを発表！

現代を代表する人気デザイナーズ・デュオ、ドルチェ＆ガッバーナ（Dolce & Gabbana）が、現地時間22日にミラノ・ファッション・ウィークで行われたショーを最後に、より安価なセカンドラインとして親しまれてきたブランドD&Gを撤廃すると発表した。
ドメニコ・ドルチェ（Domenico Dolce）とステファノ・ガッバーナ（Stefano Gabbana）が連名で関係各所に送ったEメールによると、今後はメインライン1本に絞ることでブランドとしてのアイデンティティをより強化して行きたいという2人共通の意向から、今回の決定につながったという。
英The Telegraph紙のインタビューに応じたガッバーナは、「今後は1つの確固たるスタイルに絞ってやって行きたいと思っている。名声を手に入れたとは言え、僕たちは2人ともあくまでこの仕事が好きで続けているというのもあるし、やがてこの世を去る時には、世界中の人々に認識される1つの決定的ブランドを残したいという思いがあるんだ」と語った。

メインラインとなるドルチェ＆ガッバーナに対し、セカンドレーベルのD&Gは都会的なテイストを活かしたよりカジュアルで若者向けのブランドとして親しまれてきたのに加え、スタイリッシュかつ値段も手頃な時計が人気アイテムとして評判を博してきた。

D&Gとしては最後となる今回のファッションショーはジプシー風のミニドレスやショーツ、ゆったり仕立てのパンツなどといったカラフルなアイテムを中心に、デリケートな生地素材とデニムを融合させたものにゴールドのジュエリーが映えるトレンディな内容で高評価を得た。

最新の流行を取り入れたコレクションを展開するのは楽しいと認めるドルチェだが、それ以上に自分たち独自のスタイルを前面に押し出して行くことが大切だと語る。
「世界一の金持ちになってやろうだなんて野心を抱いているわけじゃないんだ。流行を追うのもいいけれど、僕ら独自のスタイルやムードを大切に守っていくことの方が優先だね。それを気に入るか気に入らないかは着る側次第ってわけさ」