視線を感じる…


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ひとり息子の健太を連れ、アパートの2階に引っ越してきた小出希(のぞみ)。見知らぬ土地で働きながら、息子も新しい保育園へ通うことになり、シングルマザーとしての新生活に不安を抱えていました。

そんな希が知り合ったのが、隣の一軒家に暮らすママ友・長谷川千夏(ちか)。子ども同士が保育園の同級生だったことから、親子で交流を深めていきます。しかし、次第に千夏の言動に違和感を覚えるようになった希。ひとり娘の桃香への厳しいしつけを目にし、行き過ぎではないかと感じるようになり…。

隣に住む「理想的な家庭」に潜む闇、そして希自身が抱えていたものとは…。野原広子さんの『赤い隣人 ~小さな泣き声が聞こえる』をお送りします。

※本記事は野原広子著の書籍『赤い隣人 ~小さな泣き声が聞こえる』から一部抜粋・編集しました。

登場人物


■初日

遅くなっちゃった


すみません 遅くなりました


シングルみたいよ


はいお母さん


おうちではどう?


モモちゃんも


ごめんなさい…


おひるねのときねー


しっかりなんてしてないんですよ


いっしょにかえっていい?


またねー


夜寝る前の水分とかどうしてます?


著=野原広子/『赤い隣人 ~小さな泣き声が聞こえる』