『Tシャツが乾くまで』高橋文哉が唯一“好感度を上げた”わけ。「代表作がない」と言われる本当の意味とは
高橋文哉さんが現在出演中の主演映画『ブルーロック』は、漫画実写化の大成功例として評価も高い作品です。そんな高橋さんは数々の人気作に出演しながら、同時に一部で「代表作がない」とも囁かれていますが、彼の演技を見れば、その評が誤りであることが明らかになると言えるでしょう。その理由を紐解きます。
母子家庭に育ち、母親を助けるため料理人を志し高等専修学校の調理科に通っていた高橋さん。そんな中で『男子高生ミスターコン2017』でグランプリを獲得し芸能界入りを果たしますが、数々の挫折を経験することになります。
今年8月、トーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した際には、舞台やドラマなどさまざまなオーディションで「不合格の連続」という人生でもなかなか無い経験をし、18歳ながらに悔しさを感じたと振り返っていました。
転機は令和元年である2019年に訪れます。母親との約束であった調理師免許を取得しながらも『仮面ライダーゼロワン』(テレビ朝日系)で、演技未経験から主演を掴み一躍脚光を浴びることに。高橋さん独特の優しい声色と、真っすぐすぎる眼差しは、この頃からすでに他の誰にも取って代わられない唯一無二のスター性を放っていました。
◆難しい役を演じ、『最愛』で新人賞を受賞
その後、『最愛』(TBS系)では、主演の吉高由里子さんら実力派の濃密な芝居の中で埋もれることなく、記憶障害を持つ青年役で陰陽を演じ分け、存在感を放ちます。同作で『第31回 TV LIFE年間ドラマ大賞』新人賞も受賞し、若手俳優の中で頭一つ抜けた存在へと変わっていきます。
◆朝ドラ出演で5キロ減。本格派俳優へと進化
『君の花になる』(TBS系)では、7人組のボーイズグループ・8LOOMでリーダー兼センター役を務め、高い歌唱力と共に本物のアイドルを凌駕するほどの輝きを見せました。8LOOMは実際にデビューしライブを敢行したり、音楽番組出演も果たし大人気となったのです。
『フェルマーの料理』(TBS系)では、調理師免許を生かし、プロ顔負けの包丁さばきを披露。2024年には、映画『交換ウソ日記』で学校のプリンスを爽やかに演じ、『第47回 日本アカデミー賞』新人俳優賞を受賞します。

