アリアナ・グランデ
 世界的人気を誇るアメリカの歌手アリアナ・グランデが、活動を一時休止すると発表した。現在行われている「エターナル・サンシャイン・ツアー」終了後、出演を予定していた舞台も降板し、「表舞台から一歩身を引く」と明らかにした。

 アリアナを巡っては、先にリリースした新曲『petal』が世界各国のチャートを席巻する一方で、ミュージックビデオにうつっている姿が「やせすぎ」などと取り沙汰され、健康不安説が再燃している。

◆ツアーを終えたのち、表舞台から一歩身を引く

 9月1日のロンドン公演でツアーを終えた後、来年夏に上演される舞台作『Sunday in the Park with George』に出演する予定だったアリアナ。『ウィキッド』で共演したジョナサン・ベイリーとの再共演で注目されていたが、このたび同作から降板することが代理人によって発表された。

 アリアナの広報担当者は、米ピープル誌に対し次のように説明している。

「アリアナは、エターナル・サンシャイン・ツアーを終えたのち、表舞台から一歩身を引く予定です。ツアーを健康的に、幸せな形で気持ちよく締めくくったのち、公の場での活動や出演を一時休止し、絶え間なく続く世間からの詮索から離れて、十分な休養を取るためです」

◆「やせすぎ」新曲MVをきっかけに再燃した健康不安

 前々から、容姿や体型変化について心ない言葉や詮索が向けられることが多かったアリアナ。2023年には、『ウィキッド』の撮影やプロモーションの様子が公開されるたびに「激やせした」と騒がれるようになった。

 本人は「以前よりも今の方が健康的になった」と反論。他人の体型についてコメントしないよう世間に訴えたが、彼女のほっそりした体や健康状態を懸念する声が止むことはなかった。

 そして、2026年7月31日にリリースされた新曲『petal』のミュージックビデオが公開されると、映像に映る彼女の姿に対し、「やせすぎでは」「健康状態は大丈夫なのか」といった声がネット上などで急増。 こうした最近の動きが、一時活動休止につながったのではないか……との見方や憶測が浮上していた。

https://youtu.be/afSgBNwmZrQ

(※編集部注:映像には刺激の強い描写が含まれているため、視聴の際にはご注意ください)

 けれども、今回の決断は「ずっと前から決めていたこと」だったようだ。アリアナは8月3日夜に行われたシカゴ公演で、「少し本音で話してもいい?」とファンに切り出し、「活動休止の発表は、何かに衝動的に反応した結果ではない」と明言。

「これは私がじっくり計画して決めたこと。よく考えたうえでの決断で、自分の力で選んだ決断だった。静かに、ずっと前から決めていた」と説明した。さらに「外でどんな雑音があろうと、私の現実を歪めることは誰にもできない」と語り、容姿への批判が休止の理由になったという見方も否定した。

◆人気子役から世界的ポップスターへ。公演中に自爆テロも経験

 幼少期から舞台で活躍したアリアナ。その後、米子ども向けTVチャンネル「ニコロデオン」のテレビドラマなどに出演し、子役として頭角を現した。

 2013年には歌手デビューし、ファーストアルバム『ユアーズ・トゥルーリー』は初登場1位を獲得。その後も『プロブレム』『デンジャラス・ウーマン』『サンキュー、ネクスト』など数々の世界的大ヒット曲をリリースし、世界最高峰の米音楽賞であるグラミー賞をこれまで3度受賞している。

 音楽活動に加え、映画『ウィキッド ふたりの魔女』をはじめとする大作映画にも出演。俳優としても高い評価を得てキャリアの幅を広げている。

 日本にもファンが多いアリアナだが、本人も大の親日家として知られ、『千と千尋の神隠し』の主人公・千尋やポケモンのタトゥーを入れて、SNSでたびたび公開。楽曲『セブン・リングス(7 rings)』をリリースした後、手のひらに漢字で「七輪」と入れたことで、日本国内で「摩訶不思議なタトゥー」と大きな話題を集めたこともあった。