LVMHがパリに新施設をオープン、人材育成のための場として

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン（以下、LVMHグループ）が、メゾンの専門知識の発表や人材育成の場となる新たな施設「メゾン・デ・メティエ・デクセレンス（Maison des Métiers d’Excellence）」をパリに開設すると発表した。同社は既に新施設の建設に着手しており、2025年末のオープンを予定しているという。

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　LVMHグループは、フランス経済・文化省（the French Ministries of the Economy and Culture）が提唱する国家メティエ・ダール戦略のもと、メティエ・ダール（卓越した職業や職人）を支援する活動を強化。2014年には、就労体験型の職業訓練プログラムである「The Institute of Métiers d’Excellence LVMH （IME）」をスタートし、現在は世界各地で69の初期研修プログラムと288の継続教育プログラムを提供するなど、中等教育からのノウハウの伝達や継承に取り組んでいる。今回発表された新施設のオープンも、その活動の一環として手掛ける。

　同施設は、LVMHグループのメゾンの専門知識を社内外に発表し紹介する場であるとともに、社内の才能ある人々の研修や交流、クリエイティビティの発展のための場としても活用。また、一般市民も利用できるカフェやミーティングスペース、ライブラリーを併設し、工芸体験ワークショップなども開催予定だという。