濃厚ソースにりんごの酸味が絶妙「りんごの煮込みハンバーグ」/(C)三國 清三

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「料理レシピ本大賞 in Japan 2022」の「プロの選んだレシピ賞」を受賞し話題となっている、三國清三シェフによるレシピ。おうちでラクしてごちそうが食べたい人にぜひ紹介したい、フレンチの巨匠によるテクニックをお教えします。

【画像を見る】ボナペティ!ふわふわハンバーグにりんごを合わせて「りんごの煮込みハンバーグ」

「簡単なのにお店の味!」「料理がたのしくなった!」「失敗しないコツが勉強になる!」などユーザーからも大反響!

毎日の食卓をおいしく華やかに彩るレシピをぜひ真似してみてください。

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■りんごの煮込みハンバーグ

濃厚ソースにりんごの酸味が絶妙。

ハンバーグは白くなるまでよく混ぜることでふわふわに。

リクエストの多かった三國風ハンバーグ!

僕は15歳の時に初めてハンバーグを食べましてね。

あまりにおいしくて、ハンバーグをつくる料理人になりたい! とその時料理人を志しました。これは食育で子供たちと必ずつくるレシピです。りんごと玉ねぎをつけ合わせにし、デミグラスベースのソースで軽く煮込んで仕上げます。

ちょっぴり大人の味。

ソースが濃厚なので、酸味のあるりんごと一緒に食べると中和されてちょうどよい味加減になりますよ。

◆材料(2人前)

ハンバーグ

・合いびき肉…200g

・玉ねぎ(みじん切り)…1/4個

・パン粉…20g

・牛乳…大さじ2

・卵…1個

・塩、黒こしょう…適量

・ナツメグ…少々

りんご(皮つき、くし形切り)…1/2個

玉ねぎ(厚めのくし形切り)…1/4個

A

・ウスターソース…大さじ3

・トマトケチャップ…大さじ4

・デミグラスソース(HEINZ)…大さじ4

・水…大さじ5

バター(食塩不使用)…10g

オリーブオイル…大さじ1

◆つくり方

[準備] パン粉と牛乳を合わせてふやかしておく。

1 ボウルにハンバーグの具材をすべて入れ、手で混ぜ合わせる。

◎玉ねぎは炒めるレシピが多いですが、僕は生のまま。火が入ってもシャキシャキ感が残るので大好きです。

◎ハンバーグはこねるのではなく、赤い肉が白っぽくなるまでよく混ぜます。すると肉汁は出づらいですが、ふわふわになります。これが他のハンバーグと違うところです。

2 中火のフライパンにオリーブオイルを熱し、ハンバーグを楕円形に丸めて焼く。両面に焼き色をつけたら取り出す。フライパンの油は捨てる。

フライパンのへりを利用して形をととのえながら焼きます。煮込むので焼き色だけつけます。

3 同じフライパンにバターを熱し、りんごに焼き色をつける。玉ねぎを加えよく炒める。Aを加えよく混ぜる。ハンバーグをフライパンにもどし、上からソースをかける。ふたをして弱火で5分ほど煮込む。

◎りんごと玉ねぎは表面に火が入るくらいの炒め加減でOK。一緒に煮込むので柔らかく仕上がります。

ボナペティ〜!

【この料理にはコレ!】

赤ワイン 

カノンコップ カデット ピノタージュ

生産者:カノンコップ

生産地:南アフリカ

ピノ・ノワールとサンソーの交配種です。カシスやプラムの香り、ジューシーな果実味は煮込んだハンバーグと相性ぴったり。

■レシピを参考にするときは

・料理の保存期間は、食材の状態やつくった環境によって異なるため、目安ととらえてください。

・生クリームは、乳脂肪分40%台のものを使用。

・オリーブオイルはエクストラ・ヴァージンを使用。

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「毎日料理をつくるのは大変!だからこそ、食卓に笑顔を届けたい」そんな思いが詰まったプロのレシピ、参考にしてくださいね!

作=三國清三

※本記事は三國清三著の書籍『スーパーの食材でフランス家庭料理をつくる 三國シェフのベスト・レシピ136 永久保存版』から一部抜粋・編集しました