福岡名物の焼きラーメンを白神風にアレンジした「白エビ焼ラーメン」。4種類の北海道産小麦を独自配合した自家製麺のモチモチ感がたまらない

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東海エリアのラーメン店の営業形態も通常に戻りつつあるが、まだまだ外食しづらいという人も多い。そんな方のために、引き続きテイクアウト販売を実施する、岐阜のラーメン店を紹介。「ラーメンWalker東海」など各メディアでもおなじみの人気店から、5店舗をピックアップ!「ミシュランガイド愛知・岐阜・三重 2019特別版」に掲載された名店も紹介する。

【写真】鶏チャーシューなどトッピングも豊富にのる「イロドリ和えそば」

■岐阜随一の名店「麺屋 白神 本店」が白エビ焼ラーメンを販売

「ラーメンWalker東海」グランプリでは県別1位を何度も獲得し、殿堂入りを果たしている、岐阜県関市の「麺屋 白神」。「ミシュランガイド愛知・岐阜・三重 2019特別版」のミシュランプレートとしても掲載されている。そんな名店が看板メニュー「えびそば」(税込840円)をほうふつとさせる、白エビの風味満点なテイクアウト麺を期間限定で販売中だ。

4月から発売中のテイクアウト限定麺は、「白エビ焼ラーメン(2食入り)」(180g×2袋、税込1300円)。白エビの風味と自家製麺が楽しめるメニューで、2019年に台風の影響で中止した「第52回関市刃物まつり」で販売するはずだった幻の一杯をリメイクしたもの。関市包丁大使を務める、料理が旨いお笑い芸人・いけや賢二氏が監修したコラボメニューでもある。

「白エビ焼ラーメン」は、白エビの風味を閉じ込めた醤油ベースのタレを絡ませてある極太の自家製麺と、具材の味付け肉がパック詰めされた冷凍麺。作り方は麺が入ったパックを解凍した後にほぐし、フライパンで5分ほど炒めるだけ。器に盛り付けた後、仕上げに付属の白エビパウダーを振りかければ、よりいっそう白エビの香りも楽しめる。揚げニンニクのチップも付属しているので、パンチがほしい人はこちらもかけてみよう。キャベツなどの野菜と一緒に炒めると、より本格的な焼きラーメンになるので、ぜひともひと手間かけたいところ。トッピングは紅ショウガや刻み海苔がおすすめだ。

現在は、本店のほか、姉妹店の「二代目 白神」(住所:岐阜県関市小瀬2611-1 / 電話:0575-23-9120)、「爆王」(住所:岐阜県関市倉知4344-1 / 電話:0575-23-8006)でも販売中(販売終了日は未定)。

さらに5月下旬からは、白エビの香りが食欲をそそる「白エビソース焼きそば」(1食190g、税込400円、3食入りのお得用は税込1140円)も販売中。麺が入ったパックを解凍後、分量の水を加えて麺をほぐし、焼くだけの簡単調理タイプだ(味付肉入り、白エビパウダー付き)。「製造日から2〜3日寝かすとよりおいしくなります。キャベツなどの野菜のほか、卵を入れて一緒に炒めても旨いです。お家ごはんでの利用はもちろん、BBQなどのアウトドアシーンでの調理にもぜひ利用してください」と代表の石神氏。本商品は本店のみでの販売になる。

イートインでも人気のサイドメニュー「ひとくち餃子」(6個入り、税込300円)もテイクアウト可能。テイクアウトできるのは調理前の冷凍状態だが、25個入り税込500円とリーズナブル。「白エビ焼ラーメン(2食入り)」2セットとのセット販売も行っており、こちらは税込3000円で、通常価格より100円お得に購入できる。

どのメニューもリピーターの多い人気メニュー。限定販売品ではないが、当日分の数量が売切れ次第、販売終了となるので、予約してから取りに行くのがベター。

■麺屋 白神 本店 / 住所:岐阜県関市巾2-144-26 / 電話:0575-25-0656 / 時間:11:00〜14:00、17:30〜21:00 / 休み:月曜、第3火曜 / テイクアウト注文方法:店舗にて注文 ※「お得用白エビソース焼そば」は3日前までの予約のみ(店頭もしくはメール:

hakushin301@yahoo.co.jpにて注文)

■汁なしメニューほか「ラーメン イロドリ」の人気麺も登場

岐阜県関市の「白神」で修業した店主の木村氏が岐阜市北一色にて営む人気店「ラ−メン イロドリ」も、「ミシュランガイド愛知・岐阜・三重 2019特別版」ミシュランプレート掲載店。4月中旬からテイクアウト販売を実施中だ。部位ごとに炊き込む時間を変えるなど鶏の旨味を存分に引き出した、濃厚鶏白湯(パイタン)の「特製イロドリらぁめん」(税込900円)が看板メニュー。テイクアウトでは、イートインでも評判の汁なしメニューやテイクアウト限定メニューなど、木村氏の独創性あふれるメニューが楽しめる。

鶏白湯ラーメンと並ぶもう一つの人気メニュー「イロドリ和えそば」(税込750円〜)は、数種類のスパイスなどで作る特製ラー油を加えた辛めのタレが食欲をそそり、エスニックなテイストが楽しい一杯。テイクアウト版にした「冷やし和えそばTAKEOUT」(税込950円)は、鶏と豚のチャーシュー4枚にメンマ、味玉、バラ海苔、水菜がのる。辛い味が苦手な人は、辛さ控えめ、辛味なしにもできるので注文時に伝えよう。

気温が上がってきたこの時期に合わせて、限定麺の「汁なし担々麺」がリニューアル!5月下旬から新登場した「汁なし黒酢担々麺」(税込900円)もぜひ味わいたいメニューだ。芝麻醤(チーマージャン)が効いた濃厚タイプから、中国産の黒酢が香る、コク旨&酸っぱ甘テイストのさっぱり味に変更された。新メニューは「温」のほか、「冷やし」にも対応可能なほか、イートインでも味わえる。

どちらのテイクアウト麺も麺量を無料で1.5倍の大盛り(270g)にすることができる。味玉やメンマ、水菜、サラダほうれん草(各税込100円)、パクチー(税込150円)などのトッピングもOKだ。さらに、ご飯(小ライス)が無料で付くサービスを平日限定で行っているので、ガッツリ食べたい人や追い飯がしたい人は利用しよう。

テイクアウトは、店内で食券を購入後、スタッフに車のナンバーを伝え、車内で待機。でき上がったら車まで持ってきてくれる。

■ラーメン イロドリ / 住所:岐阜県岐阜市北一色5-13-25 / 電話:058-201-5000 / 時間:11:00〜14:00、18:00〜21:00 / 休み:月曜 / テイクアウト注文方法:店舗にて注文 ※予約不可

■「ニボチャチャ!!ラーメン あらき軒」の好評つけ麺&あぶらぞば

大量の煮干しから取ったダシに背脂を合わせる「背油煮干」系をアレンジした一杯が味わえる、岐阜県岐南町の人気店。こちらも岐阜県関市の「麺屋 白神」で修業経験のある新木氏が店主を務める。

小麦の旨味がしっかり感じられる自家製麺の味わいやツルシコ感が生きる創作麺も好評で、それらを使った各種つけ麺がテイクアウトできる。可能な麺は、レギュラーメニューの「ニボチャチャ!!つけ麺」(税込870円)、「赤チャチャ!!つけ麺」(税込970円)など。加えて、以前の限定麺が復活した「奥美濃古地鶏と背脂のWあぶら〜めん」(税込750円)、人気サイドメニュー「焼餃子」(5個入り税込340円)、「釜焼豚丼」(数量限定、税込480円)もテイクアウトOK。

つけ麺のつけ汁の容器にはレンジ対応のものを使用。温める際はフタをとり、ラップをしてから温めよう。麺がくっついて固まってしまった場合は、流水でほぐしてから味わうといい。希望があれば、家で茹でる生麺の状態でも販売してくれるので、注文時にスタッフに伝えよう。麺量はイートインと同じく、無料で大(300g)にも変更できる。

「奥美濃古地鶏と背脂のWあぶら〜めん」は、過去に2回ほど期間限定メニューとして販売し、好評だった麺をテイクアウト用にアレンジした一杯。奥美濃古地鶏の鶏油を使ったタレと背脂をしっかり混ぜて味わうまぜそばタイプで、麺量は200gとボリューム満点!テイクアウト用に考案したメニューだが、注文時にお願いすればイートインでも味わえる。

最近、店主が作るのにハマっているという釜焼チャーシューを専用ダレで味付けした「釜焼豚丼」もおすすめの一品。チャーシューを作るのに手間がかかるため、数量限定で発売中のサイドメニューで、肩ロース、バラなど仕込む日により部位も変更する。

自家製生麺6食と2種類のダシ醤油をセットにした「生自家製スペシャルBOX」(1日限定15食、税込2860円)も販売中。あらき軒の自家製麺に合うよう調整されたダシ醤油は、「麺を楽しむ出汁たまり」と「麺を楽しむ柑橘入り出汁醤油」(共に100ml)の2タイプ。「トッピングがなくても、文字通り、ダシ醤油だけで十分旨い!」と、常連客からも大好評のテイクアウト商品だ。少しずつかけて味わい、2つの味を食べ比べるのはもちろん、ネギなどの薬味をちょい足しするほか、卵黄やタラコなどと和えて釜玉風など、自分流にアレンジするのも楽しそう。ダシ醤油が余ったら、冷奴などの淡泊な食材にかけるのもいいし、サラダなどのドレッシング代わりにしても旨い。

麺は1玉180gで、茹で時間は「冷」の場合、4分30秒前後。途中で麺の様子を見ながら好みの茹で加減に調整したあと、ザルなどにあげて流水で〆たらOK。「温」の場合は30秒〜1分ほど早めに茹でるとちょうどいい。BOX購入者に限り、プラス1玉税込240円で追加することもできるので、ファミリーにもおすすめ。賞味期限は5度以下で冷蔵保存して3日間。

現在はテイクアウト希望で3密などが気になる人に向けて、メニューの注文後に車でも待機できるよう、完成を知らせる呼び出しベルを使うなど、客同士がなるべく接触しないような気配りも行っている。

■ニボチャチャ!!ラーメン あらき軒 / 住所:岐阜県羽島郡岐南町三宅3-123 / 電話:なし / 時間:11:00〜14:00、17:30〜20:30 / 休み:木曜 / テイクアウト注文方法:店舗にて注文

■つけ麺の名店「らーめん Nageyari」の定番の味を満喫!

「ミシュランガイド愛知・岐阜・三重 2019特別版」のミシュランプレートとして掲載されている、行列の絶えない岐阜県各務原市の人気店「らーめん Nageyari」。こちらの店では、レギュラーメニューの4種類のつけ麺がテイクアウトで堪能できる。まずは、動物系と魚介系のスープを約2日煮込んで仕上げたつけ汁が自慢の看板麺「つけ麺」(税込850円)を楽しみたい。極太のストレート麺によく絡むつけ汁は、濃厚でキレのある味わいに加え、後味の余韻を長く満喫できる一杯。短冊切りのチャーシューとメンマもたっぷり入るのがうれしい。

濃厚な動物と魚介系スープに特製の辛味ダレを合わせた「辛つけ麺」(税込950円)も販売しており、まろやかさの中に辛味が加わり、メリハリのある味わいが評判。魚介ダシに特製辛味ダレ、ニンニクを加えた「辛にんにくつけ麺」(税込850円)も高評価。ニンニクのパンチを感じる一杯で、スタミナチャージにも最適だ。どちらの麺メニューも、野菜との相性抜群なので、自分で野菜を用意してオリジナルの一杯を楽しむのもいい。

リピーター多数の「黒胡椒つけ麺」(税込850円)にも注目。ブラックペッパー独特のスパイシーな味わいがあとを引き、海苔との組み合わせも好印象なつけ麺だ。

どのテイクアウト麺もモッチリとした食感が際立つ、特注の太麺を使用しており、プラス税込50円で通常200gの麺を、300gの中盛りに変更することが可能。テイクアウトした後にすぐに食べられるよう、茹でた状態の麺で購入できるが、食べるまでに時間が経ってしまった場合は、冷水で絞めるとより一層おいしくなるので、おすすめ!

■らーめん Nageyari / 住所:岐阜県各務原市那加野畑町2-53 / 電話:058-389-2339 / 時間:11:00〜14:00、木曜、土曜は18:00〜21:00も営業 ※通常営業及び夜営業(18:00〜21:00)の再開はブログなどで告知 / 休み:火曜、月1〜2回臨時休業あり / テイクアウト注文方法:店舗にて注文

■テイクアウト版はファストフード感覚で手軽に楽しむことができる!「ぶっと麺 しゃにむに」の名物まぜそば

“ありそうでなかった一杯”をコンセプトに、個性豊かなメニューを考案する、岐阜県本巣市の人気店「ぶっと麺 しゃにむに」。4月から発売中のテイクアウト麺が「見た目がユニーク!」などと、SNSで話題になっている。

テイクアウトできるのは、数種類のスパイスで味付けした豚ミンチが特徴の名物「ぶたまぜそば」(税込830円)の改良版。ファストフード感覚で食べる手軽さにこだわったもので、容器は片手で持てるカップスタイル。上蓋を押さえながら上下に振るだけで、麺とスープ、具材が一体となり、簡単に混ざっていくさまを見るのが楽しい。麺の長さを半分近くに調整するなどの工夫を凝らし、全体を混ぜやすくもしている。

具材は、豚ミンチやモヤシ、海苔のほか、通常入る卵黄の代わりとしてチーズを投入。濃厚かつまろやかな味わいも堪能できる一杯になった。

ほかに、「つけ麺・香辛つけ麺・まぜそば3種類並盛セット」(税込2000円)や「つけ麺・香辛つけ麺 2種類大盛りセット」、「まぜそば 2人前大盛りセット」(共に税込1500円)など、自宅で調理するメニューも用意。同封されている説明書通りに作れば、店の味に限りなく近い一杯を味わえると、こちらも評判のテイクアウト麺だ。

近日、夏向けの冷やしまぜそばも登場予定。発売日などは公式Twitterなどで確認しよう。

■ぶっと麺 しゃにむに / 住所:岐阜県本巣市上真桑2224-1 / 電話:058-323-5157 / 時間:11:00〜14:00 、18:00〜21:00(LO20:45) ※材料がなくなり次第終了 ※テイクアウトのみ17:00〜18:00も受付 ※営業時間は変更の場合あり、詳細は公式Twitterアカウントを要確認/休み:火曜、水曜/テイクアウト注文方法:店舗にて注文