婚約中に別の人に恋したらどうするべき?「真実の愛」の見つけ方を解説
映画『マチネの終わりに』が、11月1日に公開されましたね。
この作品で描かれるラブストーリーを、20代の人が理解するのは難しいかもしれません。社会人としての経験、そして恋愛特有の喜怒哀楽を味わった大人…そう、登場人物たちに近い30〜40代の男女に「刺さる」物語なのです。
世界的なクラシックギタリスト・蒔野聡史(福山雅治さん)と、パリの通信社に勤務するジャーナリスト・小峰洋子(石田ゆり子さん)はクラシックの公演で出会い、お互いに強く惹かれ合います。
たった一度しか会っていないにも関わらず、聡史は洋子への想いが抑えきれないほどにふくらみ、心が求めるままにデートを申し込むのです。洋子には婚約者がいました。そのことを知っていながらも、聡史は自分の気持ちを告白します。
一方、取材のため治安が悪いイラクに滞在し、不安な日々を過ごす中、彼の音楽で自分を癒してきた洋子。彼女も、聡史に対してファン以上の気持ちを抱いていました。結果的に彼女はデートの後、彼の情熱に押されて婚約破棄を決意するのです。
その後、2人は順調に愛を育みます。ただ、聡史のマネージャーの三谷早苗(桜井ユキさん)は、彼らの関係をよく思っていませんでした。
理由は2つあります。1つは、聡史の創作活動において洋子の存在が悪影響だと感じたから。もう1つは、実は早苗も密かに聡史に想いを寄せているからです。
ある日、早苗は偶然、聡史の携帯を手にします。そして聡史になりすまし、洋子に「別れのメール」を送るのですが…。
婚約者がいる人が、異性と2人で食事するのは悪いことでしょうか?それが「ただの食事」であれば、何も問題はありません。
世の中には「異性と2人きりで食事」というシチュエーションに過敏に反応する人がいます。でもそんなことを言い出したら、仕事も含め、あらゆる付き合いを制限しなければいけなくなります。
恋愛は人生の「一部」でしかなく、それによって行動がいちじるしく制限されるのはナンセンスです。
また、出会いは「ご縁」ですから、いつどこで自分にぴったりの相手と出会えるかなんてわかりません。そういう意味では、特定の誰かがいても、その後で知り合った違う異性に心惹かれることはあるでしょう。
それで、より魅力的な存在に惹かれてしまうのは致し方ないこと。問題は、惹かれた結果どうするか?なのです。
洋子について言えば、聡史と2人で食事したこと自体は問題ありません。ただ、食事する以前に彼女自身の気持ちが問題なのです。
そもそも違う人に恋心を抱いている時点で、「婚約者としての資格」を自ら放棄していますよね。もちろん誰しも「気の迷い」があるから、気持ちが揺れたら一時的なものかどうか確かめたくなるでしょう。
けれど、それなら、何よりまず今のパートナーととことん向き合うべきです。こういう「通すべき筋」を無視して、付き合っていながら平行して新しい居場所を求めるのは「不誠実」と言えます。
このような「不誠実」を自分に許しているうちは、ただただ「傷つきたくない自分」「一人ぼっちになりたくない自分」を愛しているにすぎません。つまり「真実の愛」なのかどうかは、必要な「筋」をちゃんと通して、自分にも相手にも誠実さを貫けるかどうか次第なのです。
真実の恋の見つけ方、ご理解いただけましたか?
よく「人間は未熟だからそこまでキッチリできない」と言う人を見かけます。ですが、そもそも「筋を通せない」と「完全な人間などいない」というのは別の話。こちらは単に、筋を通せない意気地なさを言い訳しているだけです。
キッチリしたくないのは個人の自由ですが、それで得られるのは「真実の愛」ではなく「恋愛ごっこ」でしかないことを自覚するべきでしょう。
この作品で描かれるラブストーリーを、20代の人が理解するのは難しいかもしれません。社会人としての経験、そして恋愛特有の喜怒哀楽を味わった大人…そう、登場人物たちに近い30〜40代の男女に「刺さる」物語なのです。
■婚約した後で気づいた真実
世界的なクラシックギタリスト・蒔野聡史(福山雅治さん)と、パリの通信社に勤務するジャーナリスト・小峰洋子(石田ゆり子さん)はクラシックの公演で出会い、お互いに強く惹かれ合います。
一方、取材のため治安が悪いイラクに滞在し、不安な日々を過ごす中、彼の音楽で自分を癒してきた洋子。彼女も、聡史に対してファン以上の気持ちを抱いていました。結果的に彼女はデートの後、彼の情熱に押されて婚約破棄を決意するのです。
その後、2人は順調に愛を育みます。ただ、聡史のマネージャーの三谷早苗(桜井ユキさん)は、彼らの関係をよく思っていませんでした。
理由は2つあります。1つは、聡史の創作活動において洋子の存在が悪影響だと感じたから。もう1つは、実は早苗も密かに聡史に想いを寄せているからです。
ある日、早苗は偶然、聡史の携帯を手にします。そして聡史になりすまし、洋子に「別れのメール」を送るのですが…。
■恋人以外の人を好きになるのは罪ではない
婚約者がいる人が、異性と2人で食事するのは悪いことでしょうか?それが「ただの食事」であれば、何も問題はありません。
世の中には「異性と2人きりで食事」というシチュエーションに過敏に反応する人がいます。でもそんなことを言い出したら、仕事も含め、あらゆる付き合いを制限しなければいけなくなります。
恋愛は人生の「一部」でしかなく、それによって行動がいちじるしく制限されるのはナンセンスです。
また、出会いは「ご縁」ですから、いつどこで自分にぴったりの相手と出会えるかなんてわかりません。そういう意味では、特定の誰かがいても、その後で知り合った違う異性に心惹かれることはあるでしょう。
それで、より魅力的な存在に惹かれてしまうのは致し方ないこと。問題は、惹かれた結果どうするか?なのです。
■真実の愛の見つけ方とは
洋子について言えば、聡史と2人で食事したこと自体は問題ありません。ただ、食事する以前に彼女自身の気持ちが問題なのです。
そもそも違う人に恋心を抱いている時点で、「婚約者としての資格」を自ら放棄していますよね。もちろん誰しも「気の迷い」があるから、気持ちが揺れたら一時的なものかどうか確かめたくなるでしょう。
けれど、それなら、何よりまず今のパートナーととことん向き合うべきです。こういう「通すべき筋」を無視して、付き合っていながら平行して新しい居場所を求めるのは「不誠実」と言えます。
このような「不誠実」を自分に許しているうちは、ただただ「傷つきたくない自分」「一人ぼっちになりたくない自分」を愛しているにすぎません。つまり「真実の愛」なのかどうかは、必要な「筋」をちゃんと通して、自分にも相手にも誠実さを貫けるかどうか次第なのです。
■まとめ
真実の恋の見つけ方、ご理解いただけましたか?
よく「人間は未熟だからそこまでキッチリできない」と言う人を見かけます。ですが、そもそも「筋を通せない」と「完全な人間などいない」というのは別の話。こちらは単に、筋を通せない意気地なさを言い訳しているだけです。
キッチリしたくないのは個人の自由ですが、それで得られるのは「真実の愛」ではなく「恋愛ごっこ」でしかないことを自覚するべきでしょう。