天然真鯛のゆずめし弁当

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スーパーマーケットやコンビニエンスストア、専門店等で実際に販売されている全国の商品の中から、食の専門家で構成された審査員が特に優れたお弁当やお惣菜を選んで表彰する「お弁当・お惣菜大賞」。2018年の「弁当部門」は、スーパーマーケットとCVS・専門店他の業態からそれぞれ、いかりスーパーマーケットの「天然真鯛のゆずめし弁当」と、櫟(あじいちい)の「旬菜弁当」が最優秀賞を受賞した。

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■ 天然真鯛のゆずめし弁当(950円)

素材のすべてにこだわった”感動”のお弁当。料亭のクオリティーを目指し、春の訪れを感じる商品として開発された。国産の天然真鯛の一番おいしい季節は冬から春にかけて。瀬戸内産の天然ものにこだわった。サイズは1.5〜2.0キロの活〆にしたもののみを使用。刺身でもおいしく食べられる鮮度抜群の真鯛を酢〆にして使用した。

ゆず飯の米は、国産産地指定銘柄米3種類をブレンドし、一番相性の良い配合に。酢飯には、生ゆず果汁を配合した酢を使用した酢を使い、爽やかさを演出した。ほかに、自家製の手づくり和惣菜10種も詰められている。

「味付けがお惣菜の域を超えているくらい上品」「会議などのお弁当としても出せる」「地域商品が使われていてとても良い」などと評価された。販売地域は京都府、大阪府、兵庫県。

■ 旬菜弁当(1296円)

おいしいものを少しずつ味わえる、旬を味わう懐石弁当。季節のご飯「舞茸御飯」は、新潟県産コシヒカリに焼いた丸鶏を1羽使用して一緒に炊き上げた。丸鶏は具材には使わず、だしのみのために使用。

八寸は「鰆の西京焼き」や「合鴨ロース煮」など、季節によってメニューが変わるが、もちろんどの献立も一品ずつ手作り。

炊き合わせは、その食材の火の通り方や味の染み込み方、だしとの相性、色の出具合などを考えて単品ごとに別調理する。特にだしにはこだわっており、毎朝築地から挽き立ての削り節を仕入れて使っている。

「見た目にも美しく、味も品がよかった」「パーフェクト100点」「おもてなしにも使える。サイズも内容も満足できる」などと評価された。注文での提供となっており、販売地域は東京都。

今回の同賞へのエントリーは、過去最多の52283件にのぼり、うち弁当部門は6387件。多くの企業がこだわり競い合う中、どんなお弁当が登場するのか、今後も楽しみだ。(東京ウォーカー(全国版)・セキノユリカ)