博物館に初もうで!国宝の特別公開や伝統芸能イベントも

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2015年は未年だけど、ヒツジのいない日本では、明治時代までほとんど「想像上の動物」のように思われていたんだとか。こんなことを学べるのも、博物館ならではのお正月。

東京国立博物館では、新年恒例となった新春企画「博物館に初もうで」を、2015年1月2日(金)から12日(月・祝)まで開催。国宝「松林図屏風」(長谷川等伯筆 本館2室)をはじめとする選りすぐりの所蔵品を特別公開するほか、干支の「未」にまつわる作品を集めた「博物館に初もうで―ひつじと吉祥―」(本館特別1室)の展示も。さらに、館内には松竹梅、鶴亀、富士山、初日の出など、おめでたいモチーフの作品をランダムに展示してあるそうなので、「めでたい名品」を探すのも楽しそう♪

新春特別公開では、国宝や重要文化財などの名品がずらり。また、「ひつじと吉祥」の展示のほかにも、羊にまつわる耳よりの展示情報が。それは、東洋館の前に設置されている朝鮮時代(18〜19世紀)の羊の石像。屋外で自由に撮影できるので、未年の記念フォトにはぴったりかも。

展示のほかにも新春イベントとして、本館前では和太鼓の演奏や獅子舞、太神楽など、お正月らしい伝統芸能がいろいろ見られるので、しっかり「日本のお正月」を実感できるはず。

「イベントのほかにも、お年玉企画として、ミュージアムショップでは1月2日と3日に2000円以上お買い上げの方、先着600名様にミュージアムグッズのプレゼントがありますし、ミュージアムシアターではバーチャルリアリティ作品の無料上演をいたします。また、耐震工事で休館していた黒田記念館が1月2日にリニューアルオープンしますが、『湖畔』など黒田清輝の代表作4件を展示する特別室は12日までの開室です。ぜひお見逃しなく」と、広報担当の高桑さん。博物館で名品にふれて、日本の伝統芸能を楽しめば、お正月を豊かな気分で過ごせそう!