先だって流出したキャサリン妃のトップレス写真について、仏裁判所が出版差し止めを命じたことで騒動は落ち着いてきたように見えたが、英王室の速やかな対処にも関わらず、事態はまだまだ終結しないようだ。今度は判決をあざ笑うかのように、デンマークの芸能誌がもっときわどい写真の出版に踏み切った。

英王室が仏『クローザー/Closer』誌を提訴し、キャサリン妃側の請求が認められたことで、王室関係者に限らず多くのキャサリン妃ファンは事態が収まることを願ったことだろう。しかし利益に対して罰が軽すぎたということか、判決のあとも、伊『Chi』誌などはさらに多くの写真を出版し続けた。

今回それに加えデンマークの芸能誌『Se og Hør 』が出版したのは、粒子が粗くぼやけているが、キャサリン妃がビキニボトムを着替えている最中の姿や、お尻を下から写した写真など(注:リンク先はNSFW=職場で見るにはふさわしくない場合も)。トップレスの写真と合わせると、将来の女王の「すべて」のヌードを大衆が見たことになってしまうという、英王室にとっては頭が痛いどころではない事態だ。

トップレス写真のみを出版した『クローザー』誌に対して英王室が刑事告訴や民事訴訟など次々と法的措置をとっているのだから、それ以上の写真を出版するのはちゅうちょしても良さそうなものだが、『Se og Hør』誌の編集長はそう考えていない。

「当誌は、デンマークを代表するゴシップ芸能誌です。これらの写真を出版することは、私たちの(大衆に対する)義務です」とまで言うキム・ヘニングセン(Kim Henningsen)編集長。ベルファスト版『Telegraph』紙のインタビューにこたえ、英王室が『クローザー』誌のときと同様に提訴する構えなら、「そのときはそのときで」対処すると述べている。

『クローザー』誌の編集長は「もっとプライベートな写真もあるがまだ出版していない」と以前ビデオのインタビューで言及していたが、それが出回ってきたということだろうか。お気の毒な話だが、ウィリアム王子夫妻は、これからかなりの規模の国際弁護士チームが必要になりそうだ。

<今度はキャサリン妃の「ボトムレス」写真が流出>