夫妻でアジア歴訪中の英キャサリン妃。ハリー王子のヌード写真騒動に続き、今度は妃のトップレス写真の流出と、英国王室は悩みがつきない(写真:ロイター/アフロ )

写真拡大

英王室がまだハリー王子のヌード写真騒動を乗り越えようとしている時に、大変なニュースが飛び出した。14日(仏時間)発売のフランスのタブロイド誌『クローザー』に、キャサリン妃のトップレス写真が掲載されたのだ。

一連の写真は今月上旬、ウィリアム王子夫妻がフランス南部で休暇をとっていた時に盗撮されたもの。2人はエリザベス女王の甥である、リンリー子爵が所有するプロヴァンス地方の邸宅に滞在していたのだが、バルコニーで日光浴をしているところを望遠レンズで撮られたようだ。

5ページにわたる見開き特集の写真の中で、キャサリン妃はビキニのトップを外して日光浴しており、それを外すところや、ウィリアム王子の背中に日焼けクリームを塗っている姿、またウィリアム王子が彼女のお尻にクリームを塗るところなども写されている。記事には、キャサリン妃が近郊のマルセイユ・プロヴァンス空港に着いた直後にタバコを吸っていた、などということまで記述されていた。

王子夫妻は公務でマレーシアを訪れているのだが、2人とも「激怒している」と報じられており、特にキャサリン妃のプライバシーを尊重するウィリアム王子は憤慨しているという。2人はセント・ジェームズ宮殿を通じて、今回の行為は「グロテスクで不当なプライバシー侵害だ」と声明を発表。さらに、「生前、新聞社やパパラッチがダイアナ妃にした過剰報道を彷彿とさせるもので、王子夫妻はいっそう悲しんでいる」とも。

<ケンブリッジ公爵夫妻が『クローザー』誌を提訴>
セント・ジェームズ宮殿の広報はこの後、王子夫妻が仏『クローザー』誌に対して、プライバシー侵害を理由に提訴する手続きを始めたと発表した。『クローザー』誌はまだ他にも写真を所有しているということなので、掲載しかねない他誌へのけん制でもあるのか、異例に速い法的措置と言える。

一方『クローザー』誌の編集長は写真の掲載に関し、普通の報道だと主張しており、「喜びがあふれている写真よ。別に下品な恥ずかしいものじゃないんだから、騒ぐわけがわからないわ。」と言っている。

<『クローザー』編集長のツイート:
「明日の『クローザー』が出たら、ハリーは孤独感が薄らぐんじゃないかしら」>
確かにヨーロッパのリゾート地の多くでは、トップレスで日光浴している姿は珍しくないかもしれない。しかしそれは一般人の話。将来の王妃の胸をみんなが見たことがある...というのはやはりまずいのではないだろうか。

<大げさに騒ぐ写真ではないと主張する『クローザー』誌の編集長>