恋愛研究家の六波羅ナオトです。

よく「色恋沙汰は惚れた方が負け」と言いますが、皆さんはどう思いますか?この言葉の意味するところとしては、相手が自分のことを想う以上に自分が相手のことを好きになってしまい、例えつきあったとしても、なにかと不利になってしまうということでしょう。例えば、相手がワガママを通そうとして強気に出てきたとしても、アナタは嫌われるのが嫌で弱気になってしまう。こんな局面に出くわしたことありませんでしょうか。

そんな不利な状況を打破するには、駆け引きを駆使して心理戦を展開する人も少なくありません。「心理戦」と聞くと大袈裟かも知れませんが、駆け引きしている自覚がないまま心理戦をしていることは多々あります。例えば、自分からコクってフラれたら恥ずかしいから、相手にコクらせようと仕向けるなんて、学生時代からよくある話。

そこで、今回の恋愛メソッドは、そんなよくある男女の駆け引きについて、考えてみたいと思います。中には、女性も男性も使う手段もあれば、女性特有の駆け引きまでありますので、どうぞお付き合い下さい。

思わせぶりなことを言う

まぁ鉄板というか、当たり前すぎて駆け引きにすら値しないと思っている人も多いはず。思わせぶりなことを言うシチュエーションというのは、主につきあう前のこと。相手の気持ちがイマイチわからないときや、前述の通り、相手からコクらせようと画策しているときに使いますね。

一口に思わせぶりなことと言っても、相手との関係性で多種多様です。例えば、相手が食事に誘ってきたときに「ウレシイです!」や「すごく楽しみです」といった返答も、相手によっては思わせぶり効果抜群。誘った方としては「手応えあり!」と感じるシーンでしょう。また、「彼女いるんですかぁ?」や「どんな女性が好みのタイプですか?」などの直球もありますね。

しかし、この手法を女性が使う分には、十分に「思わせぶりワード」として機能するのですが、男性が使うと、とたんに「チャラい」印象に。筆者が男性だからそう感じるのかもしれませんが、女性はこの手の思わせぶりワードを駆使することで、上手く男性を手玉にとっているのかも知れませんね。

距離が近い

これも女性が使う必殺技とでも言いましょうか。別に2人きりというシチュエーションでなくても見かける光景です。食事や飲み会で隣に座ったときや、電車に乗っているときに、男性との距離が異様に近いこと。肩や腕が触れるか触れないかギリギリならまだしも、ほとんど触れっぱなしなんてことも。

これを男性がやればセクハラになりかねませんが、女性がやると男性の心理としては「脈アリ?」とか「この子、オレに気がある」と思わせるには、十分すぎるくらい威力を発揮します。男子側に一度でもそう思わせたら勝ったも同然。女性側としては、それ以上のことは何もせず、男性側に日々、悶々とした想いを募らせれば相手からコクってくるというシナリオが成立します。まぁ毎回上手くいくとは限りませんが、女性側としてはほぼノーリスクなので有効な手段と言えます。

絵文字がハートだらけ

LINEやメッセンジャーのやりとりで、ただの連絡事項や日常会話なのに、末尾にハートやそれに類する絵文字をこれでもかってくらいつけて返信する手段。これも、男性がやると単にキモいヤツですが、こと女性がやると男性としては悪い気はしません。

例えば「了解しましたー(ハート)」や「昨日は楽しかったです(ハート)」とするだけで、男性は気になってしまうものです。ただし、気をつけなければならないのが、「誰にでもハートを送ってるんだろ」と男性に思われないようにしなくてはなりません。

ではどうしたら良いか。これといって解決策はないのですが、筆者が思うには普段から絵文字など使わないキャラを醸しつつ、絵文字を使うのはアナタだけですよというのが男性に伝われば効果はあると思います。そのためには、InstagramやFacebookなどのSNSへの投稿で、絵文字を乱発しないなどの工夫が必要かもしれません。

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前編では、主につきあう前の駆け引きについて考えてみました。後編では、主に付き合った後に恋人に対する駆け引きについて考えてみたいと思います。〜その2〜に続きます。

上手に駆け引きをして、相手にコクらせることができたら大成功です。