「パンダのうんこ」は週末になると、1日に200個完売する人気っぷり

写真拡大

株式会社オオズは株式会社松尾と共同で、抹茶味の麩菓子「パンダのうんこ」(594円)を発売した。大胆なネーミングと、そのおいしさのギャップから話題を呼んでいるという。

【写真を見る】見た目はまさに”うんこ”そのもの!

■ “パンダ=かわいい“のイメージを覆す斬新さが話題に

本商品は、エキュート上野公園口改札前にあるお土産店“上野ランド”にて3月から販売している。上野動物園で昨年生まれたジャイアントパンダ「シャンシャン」にちなんだ商品。オオズの広報担当者によると、「他店ではクッキーやマシュマロなど一通りのかわいいパンダ商品は出ていて、それらよりもインパクトがある提案が必要だと感じていた。そこでパンダの事を色々調べ、本物の“パンダのうんこ”の画像を見つけ、緑色をしていて面白いと思った。また大きさ的に麩菓子サイズだったので抹茶で緑色にしたら商品化できるのではと閃いた。」とのこと。昨年の“うんこ漢字ドリル”のヒットもあり、商品化に踏み切ったという。

■ 見た目はもちろん、おいしさもこだわり抜いた

商品化にあたっては、老舗のお麩メーカー松尾に協力を依頼。広報の話によると「日本中のお麩を作っているメーカーや工場のどこからも断られてしまった」そう。理由はネーミングではなく、通常黒蜜で作っている麩菓子の生産ラインを抹茶味に変えることに、かなりのコストと手間がかかるためだったそうだ。松尾はこれまでも色々な味の麩菓子作りに挑戦してきた歴史を持ち、手作業が多い生産ラインであったため引き受けてもらえた。

麩菓子を完成させるまでには、何度も試作を重ねたという。見た目を子どものパンダのふんに近づけ、大きさは5〜6センチの一口サイズに。緑色を再現するために、表面には京都産の抹茶をまぶした。広報担当者も「見た目はもちろん、京都産の抹茶を使用するなど味にもこだわって作ったので美味しい。是非実際手に取って食べてもらえれば。またパッケージのレトロなイラストもこだわりの1つ。人気イラストレーターの鈴木旬さんに依頼した。」と太鼓判を押す。

中身にも外装にもこだわった本品は、手土産にもぴったりだ。実際に3月に試験的に発売した際には、用意した約300袋がたったの3日間で完売。正式に商品として採用された今では、週末になると1日200個売れる人気商品となった。

製作工程の関係からあまり量が作れないため、上野駅限定で販売しているが、4月23日(月)から5月6日(日)まで、東急ハンズ新宿店2Fにて期間限定販売する。ゴールデンウィークに新宿へ行くなら、ぜひ立ち寄ってみては(※数量限定、売り切れ次第終了)。

買うことができた人は“ウン”がいいのかも。人とは違ったお土産を探している人や、職場や学校や家族の中で人気者になりたい人におすすめだという「パンダのうんこ」。もらった瞬間「なにこれ!?」と会話が盛り上がること間違いなしのお土産を、ぜひ手に入れてみては。(東京ウォーカー(全国版)・モリオカユカ)