街のみんなが祝福! 地元だからこそできる新しいウェディングの形
愛するパートナーと幸せな未来を想い描いて誓いを立てる結婚式。一生の想い出となる人生のセレモニーを、これまでにないユニークなコンセプトで行う、“特別な結婚式”が宮城県の気仙沼で開催されました。

その名も“Wedding made in 気仙沼”。

○地元の消防士と震災ボランティアを繋いだ“気仙沼愛”



今回の主役は、新郎の男乕勇介(オノトラ ユウスケ)さんと新婦の祐生(サチヲ)さん。2人は東日本大震災のボランティア活動を通じて出会いました。

気仙沼市で生まれ育った勇介さんはもちろん、奈良県から移住を決めた祐生さんは、出会いをくれた街、自分を受け入れてくれた地元の人への想いもひとしお。そんなふたりの気仙沼への愛情と感謝の気持ちを具現化したものが“Wedding made in 気仙沼”というわけです。

この結婚式の何がユニークか、と言うと、地元の特色や人と人とのつながりを存分に活かしたものであるという点。つまり気仙沼という「街全体で作り上げた結婚式」なのです。

○船で入場、伝統芸能でお出迎え。地元産デニム生地のドレスなど、街ぐるみで演出





新郎新婦の登場のシーンは、300年の歴史を持つ気仙沼の伝統芸能「松圃虎舞(まつばたけとらまい)太鼓」の大演奏とともに、なんと船で登場。式の列席者や地元の人たちが“Wedding made in 気仙沼”のロゴがデザインされた旗を振ってお出迎えします。





その様子はまさに、長期間の仕事を終え帰港する漁師さんを出迎える家族のような心温まる光景。そして、勇介さんがはにかみながらも松圃虎舞太鼓の隊列の中心に加わり、先ほどの表情とは一変、凛々しい表情で力強くバチを振り始めると、祐生さんの緊張も解け、会場はさらに盛り上がりました。

長年気仙沼を見守り続け、松圃虎舞太鼓の活動を取り仕切る会長さんは、「船の進水式など様々なお祝いごとで虎舞太鼓を披露してきましたが、こんな風に演奏するのははじめてです。こういった若い人の発想は我々にはないものなので、新しい試みで気仙沼の街をもっともっと盛り上げて欲しいですね」と、嬉しそうに話してくれました。



その言葉をさらに端的に表しているのが、ふたりの衣装です。タキシードとドレスは気仙沼の会社“オイカワデニム”のデニムを、気仙沼の海水でウォッシュ加工したものを着用。

ちなみにブライズメイドの衣装も、そうしたイメージに合わせてコーディネイトされた、スタイリッシュかつ爽やかなもの。ブライズメイドを務めた新婦の友人えまさんは、

「ふたりの気仙沼に対する想いはとても強いですし、なおかつ今までにない結婚式にしたいということだったので、それをなんとか実現するお手伝いができないかと一緒になって考えました。もし私が結婚する時もこんな式を挙げたいです。というか、絶対挙げます(笑)」

と、当の本人たちに勝るとも劣らず、この“Wedding made in 気仙沼”を自分のことのように喜んでいました。

○スタイリッシュにアレンジされた地酒と地魚でおもてなし





そして、気仙沼の地酒“蒼天伝”の乾杯で幕を開けたパーティー(披露宴)では、ふたりと縁のある民宿「唐桑御殿つなかん」主導のもと、約80人の列席者に白身のメカジキと赤身のマカジキの“紅白”のすしが振る舞われました。

さらにケーキ入刀ならぬ“メカジキ入刀”では、近海物の重さ約20kgのメカジキにもりを刺すという演出がされるなど、「気仙沼ならでは」のメニューが盛りだくさん。



このWedding made in 気仙沼は、地元わかものまちづくりサークル「からくわ丸」(事務局:一般社団法人まるオフィス)と、リクルートマーケティングパートナーズが企画制作する「ゼクシィ」がプロデュースした結婚式。ちなみに、パーティー会場となったカフェ“K-port”は、震災後の復興支援の一環として、“心の港(=port)”を作ろうと企画されたお店です。



人と人とのつながりで完成した、“Wedding made in 気仙沼”。

「5年前に移住してきた時は彼(勇介さん)以外知っている人が誰もいなかったこの街で、今日はこんなにも多くの地元の人に囲まれて、そしてわたしと同じ移住の仲間たちもたくさんいて。他の人には絶対真似できない結婚式をプレゼントしてもらったという、感謝の気持ちでいっぱいです」

と、式の最中に話してくれた新婦・祐生さんの言葉がとても印象的でした。

「プレゼントしてもらった」、この真っ直ぐな言葉に、“Wedding made in 気仙沼”の魅力のすべてが詰まっているのかもしれません。
[PR企画:Peachy & リクルートホールディングス]


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Wedding made in 気仙沼