最後の展覧会やライトアップも!神奈川県立近代美術館 鎌倉「開館64周年記念週間」

写真拡大

第二次世界大戦の終戦から6年目となる1951年に、日本で最初の公立近代美術館として鎌倉の鶴岡八幡宮境内に誕生した神奈川県近代美術館。現在では鎌倉館、鎌倉別館、葉山館と3つの美術館があるけれど、その中で一番歴史の古い鎌倉館が2016年の1月末で64年の歴史に幕を閉じることに。

そこで、開館記念日である2015年11月17日(火)から11月23日(月・祝)までの期間を「鎌倉館開館64周年記念週間」として、さまざまな企画が実施される。

鎌倉館では、2015年4月からシリーズ企画の展覧会として「鎌倉からはじまった。1951-2016」を展開中で、これまでに「PART1 1985-2016」「PART2 1966-1984」が開催。現在は鎌倉館最後の展覧会として2016年1月31日(日)まで「PART3 1951-1965 『鎌倉近代美術館』誕生」を開催中。

タイトルからも分かるように、現在から過去にさかのぼってきた展覧会は、ここへきて開館当時の時代を彩った作品を展示。鎌倉館では絵画を中心に93点、第2会場となる鎌倉別館では工芸品など65点という二部構成とか。
「まずは、坂倉準三の建築とその空間の居心地の良さを体験してください。展示室でじっくり絵をみたあとで1階のテラスに降りてきたときに感じる開放感は、言葉で言い尽くすことができません。また、鎌倉館開館当時の写真や図面、草創期に取り上げた作家の作品とその展覧会の資料からは、美術館の活動に多くの人のエネルギーと愛情が注がれていたことを感じていただけるのでは」と、広報担当の松尾さん。

11月18日(水)、19日(木)、21日(土)は13時30分と15時の2回、23日(月・祝)は11時と14時の2回で、先輩学芸員と現役学芸員による対談企画「学芸員今昔物語」も開催。現在は女子美術大学教授の太田泰人氏や岩手県立美術館長の原田光氏など、美術の世界で活躍するOBから鎌倉館の知られざるエピソードが聞けるそう。


また、期間中の17時から18時まで、鎌倉館と鎌倉の旧館と新館では建物のライトアップを行う。これはこの7日間しか見ることができない貴重な光景とか。

「64年の歴史の中で、こうしたライトアップを行うのは初めてのことです。現在は展示室としては使用していない新館も明るくしますので、これまで見たことのない鎌倉館の姿がご覧いただけます。正面の大階段が見どころですよ」(同)


昭和のグラフィックデザインの第一人者・原弘(はら・ひろむ)さんのイラスト入りオリジナル缶バッジがプレゼントされるという特典も。こちらは、開館の年に合わせて先着1951個限定なので、来館の予定がある女子はお早めに。

さらに、ミュージアムショップでは、800部限定 の「鎌倉館オリジナルペーパークラフト」(1080円)も販売中。1/120のスケールで、鎌倉館の姿を再現できる。

鎌倉館最後の展覧会を見た後は、初めてのライトアップを眺めながら、64年の長い歴史に思いを馳せて。

画像 上から:
・鎌倉館外観 1951年
・古賀春江《窓外の化粧》油絵具、カンヴァス 1930年
・鎌倉館(旧館+新館)ライトアップ 撮影:新良太
・鎌倉館ペーパークラフト 1951年モデル