酒の店 笹新(人形町)の、刺身盛り合わせ 1360円

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最近、静かなブームとなっている日本酒。今回はこだわりの日本酒と、それに合う酒肴が楽しめる店をご紹介。一番合うのはやはり魚料理だ。ぴあMOOK『もっとおいしい魚の店 首都圏版』から、厳選したお店&メニュー&一杯をご紹介!

【写真】どれも酒が進む! 必食“魚料理”を全部見る

神田新八 本店(神田)

埼玉・神亀酒造を中心に、全国の地酒や美味が揃い踏み

きんきの湯煮 時価
北海道羅臼地方の調理法・湯煮で仕上げたきんきは身がやわらかく風味も抜群。店の名物メニューだ。

神亀 ひこ孫 純米吟醸酒 3年熟成 1合1280円
3年間熟成させた純米吟醸酒はとろりとした薄い黄色。旨みが強い酒なので、ぬる燗がおすすめ。
珍味三種盛り 980円
珍味三種を盛り合わせた人気の酒肴。時期により内容は異なるが、この日は白子、あん肝、なまこ酢。

かわはぎの刺身 1980円
築地仕入の新鮮なかわはぎは自家製ぽん酢や肝しょう油で。中伊豆産の本わさび付き。

この地で34年、神田を代表する銘酒酒場。古くから付き合いのある神亀酒造を核に、全国の地酒約100種を揃える。能登ののど黒に久留米の馬刺しなど、各地の蔵元に紹介されたご当地の美味とともに地酒が堪能できる。民芸調の店内は古き良き日本の雰囲気が漂い、時代を遡ったかのような気分に。

千代田区鍛冶町2-9-1 03(3254)9729 16:00〜23:30 日曜・祝日休 120席 分煙 カード可 予約可 目安8000〜1万円 JR神田駅東口より徒歩約1分

ふくべ(日本橋)

ご主人が笑顔でお燗の番をする、東京駅前の居心地の良い老舗

しめ鯖 600円(税別)
築地で仕入れた新鮮な鯖を軽く〆て、厚切りで提供する。お通しは昆布の佃煮(無料)。

くさや(半身) 650円(税別)
伊豆七島直送のアオムロアジのくさや。菊正宗の燗酒(600円・税別)と相性抜群だ。

1939年(昭和14)創業の老舗。吉野杉を使った菊正宗の樽酒が看板で、今も四斗樽が5〜6日でなくなるという。場所柄、地方出身の客が多く、少しでも故郷の気分を味わってほしいと初代が徐々に全国の地酒を揃え、今では41種類を扱う。自慢の酒肴とともに、香り高い燗酒をぜひ。

中央区八重洲1-4-5 03(3271)9748 16:30〜23:00(LO22:15)、土曜16:30〜22:00(LO21:15) 第2・第4土曜休、日曜・祝日休 30席 喫煙可 カード不可 2階の座敷のみ予約可(5名〜14名) 目安2000円 東京メトロ・都営地下鉄日本橋駅A7出口より徒歩約3分 JR東京駅八重洲北口より徒歩約5分

酒の店 笹新(人形町)

四季折々の手作り料理を、季節感のある日本酒とともに

刺身盛り合わせ 1360円
築地で仕入れた数種の魚介を日替わりで。写真は鮪、鰤、小肌、ひげ鱈のこぶ締め、スミイカ。

ねぎま 840円
鮪とささがきゴボウ、ネギと豆腐をだしや醤油、みりんでさっと煮込んだ温かな一品。

佐々木酒店が選りすぐった地酒を週替わりで提供。グラス525円、徳利1260円。

人形町の老舗酒店「佐々木酒店」を母体に1970年に誕生。季節料理や旬の魚介料理を目当てに、多くの人が訪れる人気店だ。グラスや徳利で提供する週替わりの日本酒と、季節に合わせてセレクトした四合瓶のほか、沢の鶴の燗酒も。予約不可なので開店と同時に入店したい。

中央区日本橋人形町2-20-3 03(3668)2456 17:00〜LO22:30 第3土曜・日曜・祝日休 27席 喫煙可 カード不可 予約不可 目安2500〜3500円 東京メトロ・都営地下鉄人形町駅より徒歩約3分

赤鬼(三軒茶屋)

月替わりの献立が人気の銘酒酒場、酒も魚も選りすぐりの逸品が揃う

あじの唐揚げの土佐酢がけ 600円
骨まで食べられる小ぶりなあじを唐揚に。熱々に土佐酢をかけた時のジュッという音もごちそう。

帆立の磯辺巻き 750円
刺身用の帆立貝柱に醤油をつけて焼き、明太子と海苔で巻いた、磯の香りがおいしい一品。

「十四代」(1杯900円)など、この日のおすすめがこちら。日本酒は約100種、季節によって入れ替わる。

1981年の創業以来日本酒一筋。現在は生酒だけで約80種を数える。定評のある鮮魚は、長い付き合いの鮮魚店が、築地で一番良い魚を特別に選んでくれるという、活〆した天然ものが中心で、各種魚介料理の味は折り紙つきだ。月替わり料理も自慢で、こだわりの酒とともに堪能したい。

世田谷区三軒茶屋2-15-3 03(3410)9918 17:30〜LO23:30、土曜17:00〜LO23:30、日曜・祝日17:00〜LO23:00 年末年始休 38席 禁煙 カード不可 予約可 目安6000円〜 東急線三軒茶屋駅世田谷通り出口より徒歩約4分

和酒場 庫裏(新橋)

60mlからのグラス売りに対応し、数多くの酒と出会える機会を提供

国産オイルサーディン 780円
国産のオイルサーディンは、佐賀県・馬場酒造場の「大吟醸 能古見」(小610円)と相性ばっちり。
ばくらい 800円
コノワタの塩辛と新鮮なホヤを合わせた東北の珍味で、濃厚な旨みが楽しめる。

「しぼりたて浦霞」(小360円)、「天吹 山田錦 特別純米酒」(小330)円、「富久長 山田錦 本生」(小360円)。

日本酒は常時60種前後。新酒や季節限定など時期に合わせて吟味し、数日で入れ替えるため常に新しい銘柄と出会えるという。料理は塩辛に酒盗、いかめしなど、全国から取り寄せた蔵元推薦の肴がメイン。日本酒は「小」60ml、「中」120ml、「大」180ml、「デキャンタ」300mlと4種あり、好みの量を選べるのも魅力だ。

港区新橋3-19-4 桜井ビル2F 03(3438)3375 16:00〜24:00 日曜休 30席 禁煙 カード可 予約可(19:30までに入店の場合のみ) 目安3500円〜 JRほか新橋駅より徒歩約3分

日本酒BAR 希紡庵(池袋)

「日本酒を飲まない人は入店お断わり」という、こだわりの店で選りすぐりの酒と肴を

帆立のバター醤油焼き 900円前後
北海道産の新鮮な帆立を、カルピスバターと島根産の醤油で焼き上げた人気メニュー。

しめ鯖 1100〜1400円前後
店で軽く酢で〆た鯖も人気。この日は首折れ鯖を使ったが、関鯖や豊後鯖の場合も多い。

「残草蓬莱 純米大吟醸」など貴重なお酒も扱う。日本酒半合(90ml)450〜500円、60ml300円〜。

池袋西口公園近くにある日本酒バー。日本酒の魅力を広めたいという思いを込め、定番の酒は置かず、顔の見える蔵元を中心に常時入れ替えながら80種以上を提供する。貝焼きに刺身、道産ラムの串焼きなど、日本酒に合う料理も好評で、連日満席となる人気店だ。

豊島区西池袋3-31-15 ロイヤルプラザII6F 03(3987)7518 17:00〜23:00(LO22:30)、日曜15:00〜21:00(LO21:00) ※木曜・金曜にランチ営業あり(11:30〜LO13:30)、金・土曜は利用時間2時間半の制限あり 月曜休 17席 禁煙 カード不可 予約可(4名まで) 目安4000〜5000円 JRほか池袋駅より徒歩約7分

三太郎(池袋)

全国の生産者との出会いを生かし、貴重なおいしい酒と肴を提供

にしんの刺身 980円
北海道の漁師さんから直接送ってもらう神経〆のにしんを刺身で。脂がのり、ねっとりと濃厚な味わい。

わかめのしゃぶしゃぶ 980円
函館や三浦産のわかめをしゃぶしゃぶし、ゴマ油と自家製ポン酢で。〆のラーメンも絶品。

日本酒は1杯300〜500円の価格帯が多く、すべて七勺(約120ml)で提供。

無類の釣り好き、料理好きが高じて、店を開いたという店主の林英一郎さん。開店前に全国行脚し、その時に出会った酒や魚を使った、林さんの「男の手料理」が評判となり、今や予約必須の人気店に。日本酒は120種以上とこだわりつつ、肩の力が抜けた店の雰囲気も魅力だ。

豊島区西池袋3-33-17 03(6907)1105 17:00〜翌1:00 日曜休 21席 喫煙可 カード可 要予約 目安5000円 JRほか池袋駅より徒歩約10分

※掲載しているメニューは昼のみ、もしくは夜のみしかないメニューもあります。詳細はお店へ直接お問い合わせください。
※掲載情報は、2015年1〜3月の取材時のものです。掲載内容が変更になる場合もございます。あらかじめご了承ください。

もっとおいしい魚の店 首都圏版

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-CONTENTS-
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・[大特集]もっと!おいしい魚の店へご案内
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