6万本のバラで巨大花絵!「フラワーカーペット晴海2015〜四季の花絨毯〜」

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道路や広場を花で彩る「花絵」は、ヨーロッパの都市ではよく見かけるパブリックアート。東京でも湾岸の晴海エリアで、そんな花のアートが晩秋の恒例行事として楽しめるそう。

2015年10月31日(土)から11月4日(水)にかけて、「晴海トリトンスクエア」の「桜の散歩道」や「水のテラス」で、「フラワーカーペット晴海2015〜四季の花絨毯〜」が開催。約6万本のバラの花びらとカラーサンドを敷き詰めた、巨大な「花絵」が登場するイベントで、運河沿いのプロムナードに110mにわたって並んだ様子は、まるで花の絨毯のよう。

「2001年から開催しています。こうしたイベントでは日本で最大規模なんですよ」と、運営事務局の担当者さん。

今年のテーマは“シーズンズ”(日本の四季)で、四季・春・夏・秋・冬という5種類の花絵で表現しているそう。絵柄は、春の「桜」や夏の「海」、秋の「紅葉」に冬の「雪」と、カラフルな日本の四季が目に美しい。

「花絵」の原画は、2013年からコラボしている東京藝術大学の、油画准教授・齋藤芽生先生を中心とした在校生・卒業生16名が制作している。昨年までは5枚だったけれど、今年は3枚1組の絵を5種類制作し、スケールが一段とアップ。

初日の10月31日(土)は制作の様子も見ることができるとか。この日、10時に海外からフェアトレードで入手した赤・白・オレンジ・黄・ピンクの5色のバラの花びらをむしるところからスタート。「花絵」が完成する予定の16時30分頃に「オープニングセレモニー」が開催され、同時にライトアップと周辺のイルミネーションの点灯式も行われる。

青空の下のフラワーカーペットも素敵だけど、イルミネーションの下でライトアップされた花絵も幻想的。夜の散策デートにぴったりかも。


展示期間中は高さ10mの「高所観覧車」も設置されるので、高い位置から花の絨毯を一度に眺めることもできる。こちらは乗車料金がチャリティになっているので、100円以上であればいくらでもOKとか。

最終日の「クロージングセレモニー」では、取り壊す前に、来場者全員で「花絵」の上を歩くフリーウォーキングを予定。

「このフリーウォーキングは本場のヨーロッパでもよく行われているものです。セレモニーが始まる15時までにいらしていただければ、どなたでも自由に参加していただけますよ」(同)

制作の様子を見たり、完成した「花絵」を高いところから見たり、イルミと一緒に見たり、最後の記念にウォークしたり…。いろいろな形で期間限定の花の絨毯を楽しんで。