ネットで話題のJR九州よさこいチーム隊長に直撃 かっこ良すぎる衣装や振付をプロデュースしたのは?
6月14日、札幌市で行われたYOSAKOIソーラン祭りで、40人未満のチームを対象とした「U-40」部門大賞を受賞した、JR九州のよさこいチーム「JR九州櫻燕隊(おうえんたい)」。ネット上ではそのパフォーマンスを褒める声とともに、衣装の格好良さも話題となりました。
一躍注目を集めた櫻燕隊とは、いったいどういうチームなのか。昨年の12月から隊長をされている、岩永一樹さんにお話を伺いました。
JR九州で働いていれば、正社員じゃなくても参加できます
――「櫻燕隊」結成のきっかけは何でしょうか?
岩永一樹さん(以下、岩永):2011年、福岡であった地域のお祭りへの参加がきっかけで、JR 九州に勤める有志で結成しました。結成当初は41名で始まり、その後多少の変動はありましたが、現在もほぼ変わらない人数の39名で活動しています。
――メンバーは男性の方が多いのでしょうか?
岩永:男女比は半々です。年齢層もバラバラで、最年少は19歳、最年長は41歳です。もちろん役職も幅広く、管理職から契約社員まで色んなメンバーがいます。
――正社員限定ではないのですね
岩永:はい、誰でも入れるチームです。全員素人なのでもちろんオーディションなどもなく、参加条件は「JR九州で働いていること」の一点のみです。
衣装・振り付けなどプロデュースはNPO法人に依頼
――衣装のデザインが「かっこ良すぎる!」と話題になっていますが、どなたがデザインされたのでしょうか?
岩永:福岡のNPO法人「ふくこい」さんに依頼して制作していただきました。衣装だけでなく、振り付けや楽曲などをプロデュースしてもらっています。外部の方にお願いしているぶん、練習に集中して取り組めています。
――お仕事の方もお忙しいと思いますが、練習はどのくらいされているのでしょうか?
岩永:毎週水曜日、就業後に2時間ほどしています。その他にも、第4土曜日や、イベントの3日前には続けて練習を行うことがあります。
もちろん、職種も役職も多種多様な分、練習を全員で一緒にするのはなかなか難しく、振り付けや立ち位置などは全員が揃わないと完成しないものでもあるので、メンバーがモチベーションを上げて練習に取り組めるよう、隊長として努力しています。
モチベーションはお客さんの反応
――2011年の結成から振り返って、櫻燕隊として嬉しかったことはありますか?
岩永:やっぱり、お祭りに来ているお客さんから何らかの反応があったとき、それを感じた時がすごく嬉しいです。もちろん、出場したお祭りで賞をいただくことも嬉しくて、今月のYOSAKOIソーラン祭りで大賞をいただいたことは、とても嬉しかったです。
――今回の受賞を期に、ますます櫻燕隊への注目度が上がっていくと思いますが、今後の活動は何か幅を広げていく予定はありますか?
岩永:あくまでも、「地域のイベントに出場する」というスタンスは変えないつもりでいますが、色々な方から「生でみたい」という声をよく聞くので、その期待にどう答えていくか検討中です。
とりあえず直近での活動は10月に開催される「ふくこいアジア祭り」(福岡県)と「YOSAKOIさせぼ祭り」(長崎県)に出場予定です。見に来られる方はぜひお越しください。
(編集部)