働く女子のパワハラ・セクハラ衝撃体験談「結婚の予定はないのかと言われる」

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近年、大きな問題となっているのが、パワハラやセクハラです。自治体が相談窓口を設置するなど、社会的にも注目されている問題です。ハラスメントは「私が我慢すればいい」と思ってしまいがちですが、実は立派な「人権侵害」。働く女性に、リアルな体験談を聞きました。



■パワハラ体験談

・「ずーっと怒られる会議」(30歳女性/食品・飲料/販売職・サービス系)

問題があれば、怒られるのも当然。しかし、ずっとそれだけでは、会議の意味もなさそうです。具体的にどうすればよいのか、生産性を上げるための話し合いをしたいものです。

・「エレベーターの中で、理由もなく蹴られたことがある」(32歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)

これはパワハラというより、ただの暴力。警察に訴えることも可能ですが、職場の中での自分の立場を考えると……、「泣き寝入りしたほうが楽なのかも?」と思ってしまう人もいそう。しかし、絶対にあってはならないこと。しかるべき機関に相談しましょう。

・「どうしてもウマの合わない上司からのパワハラ。仕事を与えない、名前を呼ばない、暴言を吐くなど」(26歳女性/情報・IT/技術職)

人間同士の相性はありますが、仕事のときには大人の対応をしてほしいものです。

セクハラ体験談

・「たいしたセクハラではありませんが、上司が社内のパソコンにアダルト画像をため込んでいて困ります」(30歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)

「たいした問題ではない」と感じるのは、かなり感覚がマヒしているのかも!? 趣味はプライベートパソコンでお願いします……。

・「前の上司が飲むとセクハラオヤジに豹変して、ドン引きした。後輩は胸を触られそうになっていた。私はいやらしいことを言われて、言葉のセクハラをされた」(29歳女性/金融・証券/秘書・アシスタント職)

セクハラは言葉でも行為でも成立します。大事なのは「やめてください」という意思表示です。それでも繰り返される場合には、相手を訴えることも可能。ちなみに、セクハラを黙認する会社も同罪です。

・「会うたびに結婚の予定はないのかと言われる」(26歳女性/学校・教育関連/その他)

セクハラの定番とも言えそうな事例です。聞くほうに悪気はないのかもしれませんが、聞かれたほうは不愉快です。

■そのほかにも……

・「男の子の後輩が女性の先輩からデートに執拗に誘われて困っているそうです。予定があると断ったら『いつならあいてるの?』と聞かれる始末。でも、OJTの先輩なので断りきれなくなり、デート当日にほかの男性も同伴して参加したそうです」(33歳女性/その他/事務系専門職)

これぞ逆セクハラ。「女性はセクハラの被害者」と思いがちですが、もちろん加害者となることも……。職場だからこそ、相手にプレッシャーをかけない関係でいることが大切です。

・「特定の女性に対する発言が100%セクハラな人がいるけれど、当の女性がそれに気づいていない」(30歳女性/自動車関連/事務系専門職)

「何をセクハラだ」と感じるのかは人それぞれ異なります。この場合は、彼女なりの自己防衛策なのかもしれません。

「パワハラ」「セクハラ」という言葉はかなり知られています。それにも関わらず、明らかなパワハラ・セクハラを受けた経験のある方は多くいるよう。また、「気にしていられないから、受け流している」という意見も多数あり、受け取る側の意識によって、深刻さが変わるのもこの問題の特徴だと言えそうです。仕事に支障をきたす場合には、相談部署や社外の窓口へ、迷わず相談しましょう。また、逆セクハラについても無視できません。今一度、自分の言動を見つめ直す必要があるのかもしれませんね。

(ファナティック)

※『マイナビウーマン』にて2013年8月にWebアンケート。有効回答数281件(22歳〜34歳の働く女性)。