Christian Dior、パリで逮捕されたジョン・ガリアーノを停職処分に

ファッション・ブランドのクリスチャン・ディオールが、24日夜にパリで逮捕された同ブランドのクリエイティブ・ディレクターでファッション・デザイナーのジョン・ガリアーノ（John Galiano, 50）を停職処分にすると発表した。ガリアーノはパリのマレ地区にあるカフェで一般人カップルと口論になり、一時身柄を拘束されたと報じられている。報道によると、騒動の原因はガリアーノの“反ユダヤ的言動”だという。

ガリアーノの停職を発表したディオールの最高経営責任者シドニー・トレダノ（Sidney Toledano）氏は、「ディオールは反ユダヤ的、あるいは人種差別的な言動を一切許容しない方針です。事情徴収の結論が出るまで、ジョン・ガリアーノを停職処分にします」とコメントしている。

逮捕当時、ガリアーノは飲酒していたと伝えられている。ガリアーノはその後釈放され、今のところ告発はされていない。ある警察関係者は、「なぜ彼がカップルに言いがかりをつけたのか、現段階ではまったくわかりません」とAFP通信に話している。

ガリアーノは3月1日に開幕するパリ・ファッション・ウィークで、ディオールの最新コレクションを発表することになっていた。