『ブギーナイツ』を断ったことが今でも残念なレオナルド・ディカプリオ

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1997年の映画『ブギーナイツ』を監督したポール・トーマス・アンダーソンは当初、超有名ポルノスターのダーク・ディグラー役にレオナルド・ディカプリオを想定していた。しかし、ディカプリオは『ブギーナイツ』への出演を断り、その代わりにジェームズ・キャメロン監督の超大作『タイタニック』を選んだ。

ディカプリオの代わりにキャスティングされたマーク・ウォルバーグは、同作のおかげでスターの座を手に。一方『タイタニック』も、11部門でオスカーに輝き、当時の興行収入記録を塗り替えた。にもかかわらず、ディカプリオは両方の役を引き受けることができたらよかったと、残念に思っているのだという。「たぶん、僕がオファーを断って後悔した唯一の映画だよ。本当に『ブギーナイツ』に出ていればよかったと思う」と、ディカプリオは豪ラジオ番組 The Kyle & Jackie O Showで語っている。「ポール・アンダーソンと初めて会って役について話し合ったんだけど、彼の以前の作品を観たことがなかったんだ。今だったらもう彼の作品は十分観ているし、あの映画は本当に素晴らしいと思う」

そんなディカプリオは、現在公開中、クリストファー・ノーラン監督のSFスリラー『インセプション』に出演している。批評家からも絶賛されており、興行成績も絶好調だが、ディカプリオは自分が出演する映画が大ヒットになるか大コケするかどうか、まったく予想がつかないという。「自分の映画がヒットするという感触はまったくないんだ」と、ディカプリオ。「どの映画に出演する時も同じ気持ちでのぞんでいる。しっかり役作りをして現場に入るけど、その日その日に起きることに柔軟に対応するようにしている。自分の仕事に対して、観客や批評家がどう反応するかなんて分からないからね。ただ言えるのは、どんな日だって、最高の演技ができるように努力するってことだけだよ」

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