取り消せない後悔


▶▶この作品を最初から読む

大好きな母と、自分たちを苦しめてきた父。両親がほぼ同時期にがんと宣告されたことで、枇杷かな子さんの約2年間にわたる「ダブル介護」の日々が始まりました。

愛する母との別れに対する不安と、父を看取ることへの激しい葛藤。怒涛の介護生活や余命宣告、最後の家族旅行を経て、弱っていく両親を見つめながら枇杷さんは少しずつ別れの覚悟を積み重ねていきます。切なくもリアルな描写の数々は、誰もがいつか避けては通れない「親との別れ」を重ねずにはいられません。

※本記事は枇杷かな子著の書籍『今日もまだお母さんに会いたい』から一部抜粋・編集しました。

■母を支えるもの

歩けるうちは大好きな仕事に向かっていた


実家に通い詰め


今日もお母さんのために一日空けたのに


わがまま言って


気が強くて


かっこいいと思ってた


間に合った…


適当ですよぉ


メイクをすることも


アイスね…


オッケー


ありがとう


著=枇杷かな子/『今日もまだお母さんに会いたい』