なすのかば焼き丼


【写真を見る】なすに切れ目を入れ、見た目もうなぎのかば焼きのように!

雑誌『レタスクラブ』の人気連載「笠原将弘の作り続けたいおかず」。今回ご紹介するのは、見た目も食感もまるでうなぎのような、なすを使った「かば焼き丼」。うなぎよりあっさりしていて、身近で思い立ったらすぐ作れる一品です。

笠原将弘さん


▷教えてくれたのは…

笠原将弘さん

東京・恵比寿の日本料理店「賛否両論」店主。季節に寄り添う食材使いにファンが多い。名古屋にも支店を構える。近著に『賛否両論笠原がみなさんの自炊を応援する本』(KADOKAWA)がある。

「仕事が一段落したり、疲れたりしたときは、自分へのごほうびにうなぎを食べに行く。まずは漬けものをつまみにビールを飲みながら、うな重を待つ時間も楽しいひとときだが、昨今は値段的にも、生産量的な面でもなかなかそうしょっちゅう食べることができなくなってきた。とはいえ、江戸の残しておきたい食文化であるうなぎをそう簡単に欠かすことはできない。そんなせめぎ合いの中、うなぎに思いをはせて作ってみたいのがなすのかば焼き。食感といい、かば焼きのたれの味わいといい、目をつぶって食べればうなぎのような気がするはず。もちろん、たまには本物をいただきたいが、思い立ったらすぐできるこの一品も、なかなかに作り続けたいおかずとなるのではないかと自画自賛している。」

焼き色がついたらもう片面も焼く


なすのとろっとした食感といい、皮の感じといい、まるでうなぎ! うなぎよりあっさりしていて、ご飯にのせて食べる一体感もいい、食べ飽きない味。

■なすのかば焼き丼

うなぎよりあっさりしていて、食べ飽きない味


【材料・2人分】

なす……4個

青じそのせん切り……5枚分

温かいご飯どんぶり……2杯分

刻みのり……適量

■ たれ〈混ぜる〉

└酒、しょうゆ……各大さじ4

└みりん……大さじ3

└砂糖……大さじ1と1/2

粉ざんしょう……適量

片栗粉 サラダ油

【作り方】

1. 鍋に湯を沸かしてなす(へたは切り取る)を入れ、ふたをしてやわらかくなるまで中火で約15分ゆで、水けをきって粗熱をとる。

2. なすの水けを拭き、厚みを半分にするように切り目を入れて開く。開いた面に縦に数本切り目を入れ、全体にやさしく切れ目を開いてなじませ、水けを軽く拭いて片栗粉を薄くまぶす。

なすに切り目を入れ、やさしく開きながら形を平たく整える


なすに切り目を入れ、やさしく開きながら形を平たく整える。

3. フライパンに油大さじ1を中火で熱し、2を皮目を上にして入れる。焼き色がついたら返し、もう片面も焼く。フライパンの余分な油を拭き、たれを加え、なすに煮からめて粉ざんしょうをふる。

4. どんぶりにご飯を盛り、フライパンの中のたれ少々を回しかける。刻みのりを散らし、なすをのせて、しそをあしらう。

(1人分488kcal/塩分4.2g レシピ考案/笠原将弘)

* * *

まずは目をつぶって食べてみたい、うなぎそっくりの「なすのかば焼き」。頑張る日々のごほうびメニューに!

レシピ考案/笠原将弘 撮影/広瀬貴子 スタイリング/池水陽子 栄養計算/スタジオ食 編集協力/赤澤かおり

文=よしだ