医師から「脳死状態」と告げられた。それでも僕らは、妻が目を覚ますと信じていた


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妻のえいこさん、一人息子のそうまくんと穏やかな日々を過ごしていたりゅーすけさん。しかし、いつもと変わらないはずのある夏の朝、「ドンッ…」という大きな音で目を覚ますと、隣で寝ていたはずのえいこさんがベッドから落ちたまま意識を失っていました。救急車で搬送され、えいこさんの心臓は再び動き出しましたが、回復を願う家族に突きつけられたのは受け入れがたい現実でした。

妻を亡くし、幼い息子を育てるシングルファザーとなったりゅーすけさんの苦悩や後悔、そして家族との日々を描いた実話コミックエッセイ『私がシングルファザーになった日』を16回連載でお送りします。今回は第6回です。

※本記事はりゅーちゃんねる、きむらかずよ著の書籍『私がシングルファザーになった日』から一部抜粋・編集しました。

妻は幸いにも姉の働く病院に搬送された


集中治療室で入院になります


医師は僕ら家族に淡々と言った


ドッドッドッドッ


覚悟をしてください


自発的に呼吸ができない状態です


何言ってんの先生


つまり脳死状態ということになります


厳しめのことゆうてるだけやろ


目の前に起きている現実でさえ受け入れられないのに


ほら、えいこは昔にも倒れてるから


脱水症状起こして倒れた時のこと?


目が覚めたら病院でびっくりした


僕も...僕もえいこは目を覚ますと信じてます


植物状態で意識が回復するのを見たことがない


えいこはもう助からない


著=りゅーちゃんねる、きむらかずよ/『私がシングルファザーになった日』