元・欅坂46アイドル「タトゥー疑惑」でも炎上せず…タトゥーで騒がれる人、騒がれない人の“決定的な違い”
とはいえ、平手のタトゥーは今までずっと隠されていたわけではない。以前から音楽番組などに出演した際、平手のタトゥーが映り込む瞬間は度々あり、ファンの間では周知の事実だった。また、腕の内側だけではなく、右肘にもタトゥーが彫られており、ワンポイントで入れているわけではない。
◆長濱ねる“タトゥー騒動”との反応の違い
平手は絶対的センターとして欅坂46を牽引するなど、トップアイドルとして活躍していた。グループを卒業しているとはいえ、元アイドルがタトゥーを入れていたとなれば、大きな騒ぎになってもおかしくない。
実際、同じく欅坂46の中核メンバーとして活躍した長濱ねる(27)が、2025年7月に発売した写真集をきっかけに、左胸脇あたりに小さなハート型のタトゥーが入っていたことが大きな騒動となった。
なぜ同じトップアイドルだったにもかかわらず、周囲の反応にはここまで差が生まれたのだろうか。
◆タトゥーのデザインも明暗を分けたか
そもそも、長濱は柔らかな雰囲気や親しみやすいキャラクターで人気を集め、“王道アイドル”的なイメージが強い。そんな長濱が、タトゥーという一般的にはアンダーグラウンドなイメージを持たれやすいカルチャーを身体に刻み込んだことへの衝撃は大きかった。
一方、平手も“てち”という愛くるしい愛称はあるが、ミステリアスな雰囲気をまとった、従来のアイドルとは別路線のカリスマ性を築き上げている。「かわいい」だけではなく、「かっこいい」という評価を受けることも多く、ある意味では長濱とは対極のイメージだ。そして、平手のタトゥーはデザイン性があり、強いこだわりも感じさせる。平手のキャラクターとタトゥーのデザインがマッチしていたことも、今回の反応に影響しているのではないか。
長濱のタトゥーはシンプルなハート型で、平手ほどの強いデザイン性は感じない。このデザインに並々ならぬ想いが長濱にはあった可能性も想定されるが、「ただタトゥーを入れたかった」という印象がぬぐえない。もし長濱のタトゥーにもある程度のデザイン性があれば、世間のリアクションも多少変わっていたかもしれない。タトゥーのデザインも両者の反応の差を分けたのかもしれない。
◆平手友梨奈のドラマ出演辞退
また、平手には「自分の意思を明確に持っている人」という印象も強い。主演・ムロツヨシのバディ役を務めたドラマ『うちの弁護士は手がかかる』(フジテレビ系、2023年)のスペシャルドラマが2026年1月に放送されたが、重要な役にもかかわらず、「音楽活動に専念するため」という理由から出演を辞退したという。
もちろん、平手本人の真意はわからない。ただ、メインキャストであっても出演しないという選択をした点からは、自分の考えを貫ける強さを感じさせる。過去の言動やイメージから、「平手ならタトゥーを入れていても不思議ではない」と受け止める人が多かったのではないか。
◆結婚を発表したことの影響も?
平手が今年2月に俳優の神尾楓珠との結婚を発表したことも影響しているのかもしれない。女性芸能人のタトゥー報道では、たびたび「恋人の影響では」「彼氏の趣味なのでは」といった憶測が飛び交う。
その点、平手は既婚者だ。加えて、神尾も目立ったスキャンダルが少なく、好青年というイメージもある。いちいち平手のタトゥーにあれこれツッコむことのほうが野暮だと受け止める人も多く、いわゆる“恋愛ゴシップ的な消費”が起きにくかった側面もあるだろう。
さらには、結婚を機に、熱狂的な“疑似恋愛型”のファン層がある程度離れ、現在は作品や活動そのものを応援するファンの濃度が高まったことが、否定的な声が少なかった要因とも言える。
結局のところ、タトゥーが物議を醸すかどうかは、本人のキャラクター性に大きく左右される。長濱と平手のタトゥーへの世間のリアクションの違いは、その象徴的な事例と言えそうだ。
<文/浅村サルディ>
【浅村サルディ】
芸能ネタ、炎上ネタが主食。好きなホルモンはマキシマム ザ ホルモン。

