セレブ御用達のヘアスタイリストとして活躍してきたエマニュエル・ミラー。これまで一緒に仕事をした中で最悪なセレブについて語っている。

ミラーは自分で配信しているポッドキャスト「What it Was Like」の最新エピソードでアン・ハサウェイと仕事をしたときのことを回想。「私はある映画でアンと仕事をしたが、あれは最悪な経験の1つだった」と語っている。「彼女は私を1人の人間として認識していなかった。4か月半の間、彼女は私を使用人のように扱った」。

その映画ではミラーの娘がアンのスタンドインを務めていた。スタンドインとはリハーサルで立ち位置やカメラ位置を決める際にキャストの代わりにその位置に立つ人で、ミラーにくっついて撮影セットに来ていた娘がこの役目を果たすことになったよう。でもミラーによるとアンは彼の娘や家族に対して興味なし。「私自身が彼女の髪をスタイリングしていた。一対一でだ。それでも彼女から『他にお子さんは?』とか『結婚してどれくらい?』とか話しかけられることはまったくなかった。たった一度もない」。ミラーによるとケイト・ブランシェットやジョニー・デップ、トム・ハンクスはスタイリングをしている間に彼に話しかけ、コミュニケーションを取ろうと努めてくれたという。

しかしアンはミラーの言い分を完全否定。新聞「ニューヨークポスト」に「一緒に過ごした時間について、彼の記憶が私のものと大きく違っていることを残念に思う。彼の幸せを祈っている」とコメントしている。

ちなみにミラーは番組の中でジェニファー・ロペスとブレイク・ライブリーとの仕事についても回想。ジェニファーとは、彼女があるトーク番組に出演したときに一緒に仕事をした。それよりも前に映画でジェニファーと仕事をしたことがあったミラーは、話のきっかけにしようと部屋に入ってきたジェニファーにそのことを話した。するとジェニファーはミラーを「ただ無表情に見て、それからボディガードに目を向けた。そしてこの部屋はなぜ片付いていないのかと尋ねた」という。またブレイクとは2011年の映画『HICK ルリ13歳の旅』で仕事をした。ミラーによるとブレイクは彼と彼のチームをランチに招いてくれたけれど「誰とも話そうとしなかった」。ジェニファーとブレイクの代理人はまだ何もコメントしていない。3人への告発を聞いていると、単におしゃべりしたかったミラーに彼女たちが積極的に応じなかったようにも見えるけれど、ジェニファーとブレイクがどんな反応を示すのか続報を待ちたい。