写真家・小見山峻が新作写真集を発売、生まれ故郷の横浜にフォーカス
ロードトリップの一部始終を描いた前作「call, overhaul, and roll（PINHOLE BOOKS 2022）」を経て小見山は、自分が生まれ育った横浜という街に改めて向き合おうと思索した。今作では、故郷であり現住地でもある横浜を主観的に見直しつつ、客観的な側面を意識し、同じく横浜出身であるモデルの比留川游を被写体に起用。ポートレートを軸として多面的に横浜を描き出したという。タイトルの「まさるあらめや」は、1909年に森鴎外が作詞した横浜市歌の一節に由来している。
また今作は、小見山にとって初となるポートレート主体の写真集。過去作で、パーソナルな血筋や足跡から自分がいた場所を主観的な記録として形作ってきた経験を踏まえ、今作では人物を対象に写すことにより、その記録の半径を拡大させることに挑戦したという。
出版を記念し、新作写真集の写真展を同ギャラリーで開催。会期は11月6日から25日まで。なお、写真集は、展示会期間終了後から各取り扱い書店で順次販売する。
◾️小見山峻写真展「まさるあらめや」at SHABA KAGURAZAKA
会期：2024年11月6日（木）〜11月25日（月）
会場：写場
所在地：東京都新宿区築地町8 ワタナベビル 1階
営業時間：13:00〜18:00
定休日：11月11日（月）、18日（月）
◾️写場：公式オンラインストア
