小1娘、誕生日にほしいのは誕生石ネックレスとバースディベアどっち?

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 2人の娘さんを育てるさざなみさんは、SNSで子育てについてのエピソードを漫画にして発信している。先日、誕生日を迎える長女へのプレゼント選びをしている時のこと。入念なリサーチで買うものは決まっているものの、候補が2つありどっちにするか決めかねていた。自分の幼少期に重ね合わせ、悩んだ末に母が選んだプレゼントとは、さざなみさんに聞いた。

【漫画】誕生石ネックスレスとバースディベア、娘が欲しいのはどっち?

 小学生になる頃から、自分の身の回りの物を自分で選びたいという意思表示が出てきたという娘さん。さざなみさんはその意思を汲んで、娘さんの好みを理解しようと普段から観察をしていたという。

「娘の好みは幼い頃からずっとクラシックでお嬢様風。スポーティで機能的なものを好む私とはどうやら違う傾向です」

 観察をもとに決まったプレゼントの候補の1つ目は、誕生石のチャームが付いたテディベア。「お母さんと行った大きな雑貨屋さんで見た誕生石のやつ(テディベア)、あれかわいかったなぁ」と娘さんがつぶやいていたのを、さざなみさんは覚えていた。

 そしてもう1つは誕生石が付いたネックレス。こちらも前にアクセサリー売り場の辺りを熱心に娘さんが見ていたのだ。どっちを渡しても娘は喜ぶだろう、と思いつつどちらが正解かと悩むさざなみさん。悩みぬいた末に、両方をプレゼントに選んだ。あげた時の反応に「プレゼントを見てパッと明るくなった長女の顔を見て、ホッとしました」とさざなみさん。

 このやりとりを振り返りながら、さざなみさんは自分とお母さんの関係性を思いだす。お母さんがあげたいものと、さざなみさんが実際にほしがったものとは大きくズレがあったはず。お母さんはさざなみさんの意思を汲んでくれて、どんなに変なものや背伸びしたものであっても受け入れてくれたそうだ。当時を振り返り「自分がイメージする自分を認めてもらえたようでうれしかった」と話す。

 今回の件で「大人になってしみじみと贈る側の楽しさが分かるようになりました」とさざなみさん。読者からも「人を想いやる気持ちが系譜されてるのがとても素敵」「喜んでくれるものを探す時間から素敵な思い出♪」と、さざなみさんと娘さん、さざなみさんとお母さんのそれぞれの親子関係性に癒されたようだ。

 まだ娘さんにはぶかぶかなネックレスを見て、すぐ似合う年齢になるんだろうな…と思いを馳せるさざなみさん。「お互いのスタイルを認め合いながら、将来的には服やアクセサリーを貸し借りできる関係になれていたら素敵ですね」と、成長を楽しみにしている。