レディたちが気になる「彼」の本音に迫る『#いま彼を知りたい』。今回は、現在放送中のドラマ「君の花になる」に出演、『イケメンすぎる♡』とバズり中の俳優・高橋文哉さんのインタビュー後半をお届け。今改めて注目したい高橋さんが、昨年美人百花に登場してくれた際のインタビューを振り返ります。

掲載:美人百花2022年1月号「#いま彼を知りたい」

高橋文哉さんのインタビュー前半もチェック!

僕のために時間を使ってくれている人達に笑ってほしい

出典: 美人百花.com

――本人は「いい子説」を否定しているけれど、高橋さんは正真正銘の愛されキャラ。美人百花のロケ中もタクシーが横切れば「手をあげちゃおっかな〜」と茶目っ気たっぷりに笑ったり移動中にダンスを踊ったり、和ませオーラは止まらない。

「僕のために時間を使ってくれている人達に笑ってほしいな、なんか還元したいなって思っちゃうんです。大人になるほどそう感じるようになったんですけど、多分これは母親の影響。学生の頃はごはんを作ってもらったり、学校の送り迎えをしてもらうことが当たり前になってしまうこともあったけど、それじゃ厳しいこの世界ではやっていけないなと。相手が家族でも仕事相手でも、みんなが過ごしやすくなってもらえるよう気を配るのが当たり前というか。仮面ライダーの現場でもその場にいる人全員が気持ちいい状態でいることが僕にとっていちばん気持ちのいいことだったので、自分のために気を配る感覚でいたら、だんだん癖になっちゃったんですよね」

――一家に一台「高橋文哉」が欲しいです(笑)。

「でもひとりで家にいるときは寝ているかテレビを見てるか台本読んでるか、どっかに行ってるかのどれか。って普通ですけど(笑)。ただ、自粛期間中はなんかやらないとダメ人間になりそうだったし、取材で『あの時期何をしていましたか』って必ず聞かれると思ったので、料理をがんばったんです。スーパー行って1週間分の食材をドバッと買って何食作れるかやってみたり、8時間をかけて豚の角煮を作ったり。煮込んでいる間に掃除とか洗濯とか他の家事をやるようにしました」

――スーパー主婦か(笑)。そんな高橋さんの美人観を含めた「彼女にしたい条件」を聞くと「ありがとう」「ごめんなさい」をちゃんと言える人、自分の大切な人を大切にしてくれる人、そして「いちばん大事なのは自分自身のことを好きな人」という答え。

「自分自身を好きっていうのは僕自身がまあまあ自分を好きだから(笑)。おつき合いする人には『今日、こういう撮影をしたけど、めっちゃオレ、カッコよくない?』とか言いたいんです。なので相手も『私なんて』って言う人より『こんなことができて私、すごくない?』とか言ってくれる人の方がうれしい。ただ、好きになった人が自己評価の低い人だったら、それはそれでいいです。そこをひっくり返してみたいって気持ちもあるので」

年上女性の魅力は人生経験。幻滅するのはお箸の持ち方かな

出典: 美人百花.com

――さらに、外見の好みは?と聞くと「髪がサラサラな人」と言ったあと「……って、偉そうにすみません、女性ばかりのところで……」と本気で恐縮。大丈夫、そんなことで怒る女子はいません(笑)。というか20歳・高橋青年から見た年上のアラサー女性のイメージや魅力と、逆に『こんなことされたら幻滅する』がっかりポイントを知りたい。

「魅力はやっぱり自分より人生経験が豊富なところ。がっかりするのはお箸の持ち方がちゃんとしてないこと? 僕、お箸の持ち方がめちゃめちゃキレイなんですよ(笑)。料理とかは僕よりできなくても全然いいけど、一般常識的なことができていないとちょっと残念かもしれない。あとは達観していないのに達観している風な人? 男女関係なく年上の人の中にはいつも「わかってる風」な感じを出す人ってたまにいるじゃないですか。プライドなのかもしれないけど、そういうのは持たなくてもいいかなって」

――鋭い(笑)。高橋さんは透明感があるけど決して無色ではない。透き通った地の奥にさまざま色がうっすら浮かび上がり、むしろ多彩。それがどう変化し、どんな彩りを描いていくのか。楽しみな半面「破壊的な透明感」のままでいてほしい勝手な願望も湧いてしまう、もどかしくも目の離せない存在だ。

「僕が憧れる大人の男性像は余裕があって、さりげない優しさを使える人。僕の周りにもそういう人はたくさんいて『最愛』でも井浦新さんや松下洸平さん、及川光博さんとか、カッコいい人たちだらけ。みなさん優しいし、懐が深いし、いろいろお話を聞いていると、僕も10年後20年後、逆の立場になったとき、年下からこんな風に見てもらえる大人になりたいって思います」

コート¥84,700/コノロジカ(ヘムト PR)ニット\39,600/チノ(モールド) パンツ\33,000/セラー ドアー(アントリム) その他/スタイリスト私物

Information

高橋文哉(たかはしふみや)

2001年3月12日生まれ。2019年特撮テレビドラマ「仮面ライダーゼロワン」で主演を務める。以後、「先生を消す方程式」「着飾る恋には理由があって」「最愛」など数々のドラマに出演。

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撮影/鮫島亜希子(nomadica) スタイリング/鴇田晋哉 ヘアメイク/大木利保(CONTINUE) 取材・文/若松正子 再構成/美人百花.com編集部