マイナンバーカード持ってる? もらったポイントの上手な使い道も調査
個人向け金融サービスから金融・保険業界の企業向けコンサルティングまで、多種多様なサービスを展開するヒューネルは、男女500人を対象に「マイナンバーカードについてのアンケート調査」を実施しました。
■マイナンバーカードはいまだに誤解が多い!?
皆さんはもうマイナンバーカードを取得していますか?
2022年6月30日にマイナポイントの第2弾がスタートしました。それをきっかけに、マイナンバーカードを取得しようと思った人も多いかもしれません。
今回、同社ではマイナンバーカードの取得状況やマイナポイントの利用状況などについて調査。手続きの煩雑さやデメリットなど、マイナンバーカードはいまだに誤解が多いことがわかりました。
■マイナンバーカードを持っている人は何%?
今回のアンケートは男女500人に聞いています。性別と年代の内訳は以下の通りです。
マイナンバーカードを持っている人は、全体の67%でした。
平成30年の内閣府の調査によると、その時点でマイナンバーカードを持っていた人は44.0%だったので、増加しています。
マイナンバーカードを取得したきっかけとしては、やはり「マイナポイントがもらえるから」が最も多く、ついで「身分証明書になる」という理由となっています。
顔写真付きの身分証明書としては、運転免許証やパスポートがよく利用されますが、運転免許証は持っていない人もいます。また、パスポートは2020年2月以降に発給されたものは住所欄が廃止されているため、本人確認書類として使用できないことがあります。
そのため、マイナンバーカードを身分証明書として持っておこうと考えた人が増えたのかもしれません。
マイナンバーカードを作った時期についても聞いています。始まった当初は少なかったのですが、最初のマイナポイント付与が始まった2020年から増えだしました。
■マイナポイントの使い道は?
マイナポイントは、最大20,000円分もらえます。
マイナンバーカードの新規取得:最大5,000円 健康保険証として利用:7,500円 公金受け取り口座の登録:7,500円さてみなさんは、このマイナポイントをどのように使ったのでしょうか。
まず、ポイントの交換先ですが、PayPayが最も多く、ついで楽天カード、WAONとなっています。
マイナポイントをもらった人に、実際に使ったかどうかを聞いてみたところ、7割近くの人が使っています。
残りの3割の人はまだ使っていないのですが、マイナポイントには期限がありませんので、ゆっくり使い道を考えているのでしょうか。
肝心の使い道ですが、最も多かったのは日常の買い物です。スーパーやコンビニで食料品を買う、ネット通販で日用品を買うなど、普段の買い物の足しにしている人が半数以上でした。
その他の使い方としては、以下のような回答があります。
お取り寄せスイーツを購入した WAONだとイオンの他にもTSUTAYAなどでも使えるので、TSUTAYAでコミックや普段は買えないような専門書などを購入した。 漢字検定受験料 投資信託の購入 車検費用の一部にしたたとえば投資信託ですが、楽天ポイントに交換すると、楽天証券でポイント投資が可能です。手持ちの資金を使うのは不安だけれど、ポイントならチャレンジできそうという人もいるのではないでしょうか。何に使おうか? と考えるのも楽しそうですね。
■マイナンバーカードからプライベートな情報が漏洩することはない
現在マイナンバーカードを持っていない人に、今後の予定を聞いてみたところ、以下のような結果になりました。
発行したい人の方が少ないのですが、発行したい理由としては「今ならポイントがもらえるから」というものが多かったです。
逆に、発行したくない理由も聞きました。発行したくないと思っている人の方が圧倒的に多いのは、「個人情報が漏洩しそうだから」という不安が大きいためです。万が一紛失した時に、医療情報などが流出することを心配している人が多かったです。
しかし、デジタル庁の「Q&A」によれば、マイナンバーカードには医療情報、税金等のプライバシー性の高い情報は記録されていないため、万が一カードを紛失してもそれらの情報が漏洩する心配はないと回答しています。
手続きの面倒はあるものの、マイナンバーカードを発行することで、コンビニで住民票など公的な証明書を取得できるようになったり、行政手続きもオンラインで可能になるなど、さまざまなメリットがあります。
まだマイナンバーカードを取得していないという方は、今回の調査を参考にしてみてはいかがでしょうか。
■調査概要
調査対象:マイナンバーカードについて興味のある人
調査日:2022年9月9日
調査方法:インターネットによる選択・記述式回答
調査人数:500人(女性339人/男性161人)
(エボル)