ネコバスに乗れる!? ジブリパーク、大人が喜ぶ展示&グルメも充実《中編》

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11月1日よりオープンするジブリパーク。開園を前に行われた内覧会に参加したアラサー女子が、大人ならではの楽しみ方を発見する様子をレポートしています。中編となる今回は、「ジブリの大倉庫」内で展示されている企画展と、パーク内で食べられるグルメ&購入できるグッズを紹介します!

※一般のご来園者は撮影できないエリアがございます。

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■本物のジブリの倉庫が見学できる!?

前編でご紹介していた「ジブリの大倉庫」エリアには、実は本物の倉庫があるんです! 片方だけ開いたドアを抜けると……。

薄暗〜い倉庫に、無数の段ボールが。

ここでは三鷹の森ジブリ美術館の企画展示や、国内外の展覧会で展示した制作物・造形物が一部保管されています。

本物の倉庫と同様に梱包や段ボールもそのまま、まさにジブリの裏側を見ることができるんです!!

あんな遠くにこっそりネコバスが……! 三鷹の森ジブリ美術館を訪れたことのある方は、見たことのある制作物があるかもしれません。

続いて現れたのは「企画展示室」。ジブリパークではスタジオジブリとジブリ作品を知るための“入門編”として、ここで展示されている「『食べるを描く。』増補改訂版」と「ジブリがいっぱい展」、前編でご紹介した「ジブリのなりきり名場面展」が用意されているので、ぜひ全部チェックすることをおすすめします。

■ジブリの“食”へのこだわりを知ることができる企画展示

「『食べるを描く。』増補改訂版」は、三鷹の森ジブリ美術館で2017〜2018年に開かれた企画展示「食べるを描く。」の“増補改訂版”として登場。ジブリ作品の食べ物はなぜおいしそうなのか、その秘密を紐解く展示となっています。

見た瞬間「わあっ!」と声を出してしまったのは、『魔女の宅急便』で登場する「ニシンとカボチャのつつみ焼き」。どんな味がするんだろう? と子どもの頃、とても気になった料理です。

続いて見つけたのは、『千と千尋の神隠し』で千尋のお父さんやお母さんが食べてしまう「神さまの食べもの」。映画の公開当時ちょうど千尋と同じ10歳だった私は、何を食べているのか分からず不気味に感じた覚えがあります……。

千尋のお父さんとお母さんが食べていた食堂も忠実に再現されていました。手前の箸や皿が実際の人間サイズのため、神さまサイズのお皿の大きさが際立ちます。

横には豚の姿も。もしかしたらここに千尋のお父さんとお母さんが……?

お次は『コクリコ坂から』のコクリコ荘の台所が登場。出来たての朝食が人数分きちんと並んでいる様子は、食欲をそそります。

続いての朝ごはんは、見たらすぐわかりますね! 『となりのトトロ』の草壁家の食卓です!

ちなみにこの食卓が展示されている草壁家は、靴を脱いでお邪魔することができます。こっそり戸棚をのぞいてみると、おばあちゃんが振る舞っていた“おはぎ”が置いてありました。このおはぎも食べてみたいですよね……!

裏へ回ると、七輪が。お弁当のメザシはここで焼かれていたんですね! 香ばしいにおいが今にも立ちこめてきそうです。

■子どもの頃からの夢が叶った! スタジオジブリ企画展示

続いて見えてきたのは、おなじみの青い画面。ここからは「ジブリがいっぱい展」が始まります。

この企画展示では、東京・東小金井のスタジオジブリを再現したコーナーや、世界中から集めたジブリ作品のポスター、映像・音楽パッケージ、書籍などが展示されています。

まず目に飛びこんでくるのが、スタジオジブリの打ち合わせスペースを再現した「トトロ・バー」。トトロと一緒の空間で打ち合わせできるなんて、夢みたいですね!

大人2人が座れるくらい巨大なトトロとネコバスのソファも、実際にスタジオに置いてあるのだとか。こんな職場、憧れます……!

この展示では、全世界で販売されているジブリ作品のパッケージが勢ぞろい。切り取られているシーンが国によって違うのもポイントです。

そして、このジブリパークで筆者が最も“エモい”と思った展示がこちら。

ネコバスがいる!!!!! しかも実寸大じゃないですかこれ!?!?

こ、これはぜひ座ってみたい……。でも私はアラサー女子。もう子どもじゃないけど座れるのだろうか……。

不安に思った筆者は、スタッフさんに「わ、私も乗っていいんでしょうか?」と確認。きっと興奮して変な大人だったろうに、スタッフさんは笑顔で「どうぞ!」と誘導してくださいました。

筆者、子どもの頃からの夢、ネコバスに乗車します。

うわああああ、ふわっふわ!! やばいです! ネコバスです!!

本物のネコさながらの毛質の車内。生きてて良かった。

もうネコバスに乗ることはできない……。と憂える大人のみなさん、ぜひジブリパークで夢を叶えてください。

■ジブリの世界に浸ろう! ここでしか食べられないグルメも

ジブリパークでは、グルメやオリジナルグッズを購入することも可能です。食の企画展示で「ジブリ飯を食べたい欲」が高まったみなさんの希望を叶えてくれるのが、「ミルクスタンド シベリ・あん」。愛知県産の牛乳と『風立ちぬ』でも登場する「シベリア」が食べられるミルクスタンドです。

牛乳瓶はここだけのオリジナルデザイン。シベリアはつぶあんとこしあんから選ぶことができ、ふわふわのカステラに程よい甘さのあんこが挟んであります。紙のフタを開けて牛乳瓶で飲む牛乳は、一気に童心に帰りますね……!

席に座ってゆっくり食事を楽しみたいという方は、「カフェ 大陸横断飛行」がおすすめ。

長距離飛行のパイロットが操縦しながら片手でとる食事をイメージしたというこのカフェでは、サンドイッチやピザが並びます。

サンドイッチには、スタジオジブリの宮崎駿監督が描いたオリジナルイラストの旗が立っています! 絵柄も豊富なので、どのキャラクターの旗が立っているかお楽しみに。

ちなみに愛・地球博記念公園内には飲食店やお土産屋さんが併設されているので、そちらを利用することも可能です。

■大人女子におすすめ! ジブリパーク限定グッズ

ジブリパークでの思い出に、オリジナル商品のお土産はいかがでしょうか? ジブリの大倉庫にあるショップ「冒険飛行団」では、ジブリ作品に関連するグッズや三鷹の森ジブリ美術館で販売しているグッズに加えて、ジブリパーク限定の商品が並んでいます。

たくさんの人に配りやすい個包装タイプのラングドシャは、ジブリパークのロゴが入った限定商品です。

こちらは、創業200年を誇る石塚硝子株式会社のガラス食器ブランド「ADERIA(アデリア)」とコラボしたグラス。レトロなデザインにジブリ作品のキャラクターが馴染んでおり、大人でも使いやすいグラスです。

繊細な刺繍が施されたポーチや巾着は、アラサー女子でも使いやすいくすみカラーがメイン。こちらもジブリ作品のキャラクターがうまく溶け込んでいるので、普段使いしやすいデザインです。

中編となる今回は、食にまつわる展示とグルメ&グッズを紹介してきましたが、いかがでしたか? 後編となる次回は、残る2つのエリア「どんどこ森」と「青春の丘」についてご紹介します!

■チケット情報

【ジブリの大倉庫】
平日:大人 2,000円 4歳〜小学生 1,000円
土・日・休:大人 2,500円 4歳〜小学生 1,250円

【青春の丘】
大人 1,000円 4歳〜小学生 500円

【どんどこ森】
大人 1,000円 4歳〜小学生 500円

公式ウェブサイト:https://ghibli-park.jp/

※チケットはエリアごとに日時指定の予約制です。
※購入場所はオンラインチケット販売サイト「Boo-Woo チケット」(ブーウーチケット)、全国のローソンやミニストップ店頭の「Loppi」(ロッピー)です。

(C)Studio Ghibli

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(取材・文:松岡紘子/マイナビウーマン編集部)