牡牛座は気持ちの折り合いがつくとき…5月16日_蠍座満月【新月満月からのメッセージ】

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夜空が明るくなり、天体観察が難しくなりつつある今現在、新月&満月は、私たちが肉眼で直接観察できる星回りです。新月&満月というタイミングをきっかけに外なる光(宇宙)と内なる光(自己)の共鳴を感じていただきたいなと思います。この占いコラムが外なる光(宇宙)と内なる光(自己)の共鳴を感じるのに役立ちますように。

■5月16日_蠍座満月


5月16日は蠍座満月です。今回の満月は皆既月食になります。この特別な満月の影響は次の月食(11月8日)まで続くでしょう。月食は地球の影が月にかかることで満月が欠けて見える現象です。占星術では、月食を「心の陰影(深層心理や内的イメージ)が何かに投影されるタイミング」「(無意識下に)隠されていたことが表側にあらわれるタイミング」と読み解きます。さらに今回は蠍座で起こる月食であることを考え合わせると、この時期に内なる何かが印象深くあらわれるならば、それらは私たちの「心の深層に封じておいたこと」とどこかしら関係していると思われます。今回の満月はそんな心の封印をほどく機会になり得るでしょう。

■ポストコロナ時代の始まり


さらにお知らせします。先日(5月11日)、木星が牡羊座に入りました。木星は(10月〜12月に魚座へ一時的に戻りますが)2023年5月まで牡羊座に滞在します。その間、私たちの社会において「牡羊座らしいこと」が「善きこと」とされるムードが広がるでしょう。今、私が考えている牡羊座木星時期のキーワードは「いつでもやってよい」「やったもん勝ちであるし、失敗も早くしたもの勝ち」「リロード(再起動&更新)する」「ポストコロナ時代の始まり(コロナ前には戻らずに次のサイクルへ入る)」といった感じです。木星牡羊座入宮後初めての満月となるこの時期、「社会や人々のムードが変わった」「これからはこんな感じなのね」「それならこれからはこんな風に生きよう」と感じる人は少なくないでしょう。

■蠍座満月のメッセージ


満月図を見てみます。蠍座満月(牡牛座太陽と蠍座月が向かい合っている配置)に対して魚座海王星と魚座火星、山羊座冥王星が調停的にサポートしながら台形の星回りを形成しています。水瓶座土星は蠍座満月と直角三角形を形成しています。今回の蠍座満月は牡牛座日食や木星牡羊座入宮を経た「今」に光を当て、以下のようなメッセージを届けてくれるでしょう。「もう要らないものとこれから重要になるものがあからさまに分かれていく」「そうやって何かと何かが分かれていきながら社会も人々も次へ進んでいく」……人によっては、何か印象深い出来事を経験しながらこんな感じのメッセージを受け取るのかもしれません。

■あなたが受ける影響とは…


今回の蠍座満月の影響を強く受けるのは牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座です。宇宙に対して素直になれるとき。難しい局面でも「まぁいいか」と気持ちの折り合いをつけたり、自分の認めづらかった側面と向き合えるでしょう。その結果なかなかうまくいかなかったことが何とかなりそうな方へ動くのかもしれません。

牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座は「内なる制限」を越えていけるとき。「私には難しい」と思っていたことに取り組むことになりそう。「ダメで元々」「うまくいったらラッキー」ぐらいな気持ちでやってみて。のびのびとチャレンジできるし、前向きな結果も期待できるでしょう。

双子座、乙女座、射手座、魚座は「どんな経験も決して間違いではない」と思えるとき。あなたの中で過去の自分に対する見方が変化するのかもしれません。「あのときの私はこういうことを経験したのでは」と思い至り、そんな自分に「よくがんばった」と感じるでしょう。

新月満月のメッセージ著者:加藤まやのスペシャル占い「理想の恋と理想の結婚」

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次回は、5月30日 双子座新月 (5月29日更新)ライタープロフィール
加藤まや
2003年に占星術研究を開始。2004年より雑誌やWEBでの占い連載、占星術コンサルティングなどを行う。趣味は神社参拝と天然石アクセサリーの製作。