「モテたい」と思う人ほどモテにくい理由〜その1〜
「モテたい!」と思っている人は多いもの。でも、そう思っている人ほど、むしろモテにくくなってしまうことがあります。それはなぜでしょうか?
いい女を演じ過ぎてしまう
「モテたい」と思って、いい女を演じてしまうと、むしろ、愛されにくくなってしまうことはあるかもしれません。
<Aさんは、合コンでは気合を入れてオシャレをして、素敵な人と思われるような受け答えや振る舞いを心がけています。
でも、なぜか自然体でいる女友達のほうが男性陣に人気なのだとか。自分の何がいけないのか分からず、「自分に合コンは合わない」と感じているそうです>
「隙のなさ」や「合コンに慣れている感じ」があると、男性のほうが「僕なんて、とても、とても…」と気後れしてしまうことがあります。
一緒にいて緊張してしまう相手よりも、心地よいと思う相手のほうがいいという人は多いもの。だから、むしろいい女を演じないで、リラックスをして、少し抜けているところがあったほうが、人気が出ることがあるでしょう。
また、いい女を“演じている”と不自然さが出るので、男性陣に気づかれてしまうこともあります。女性だって、「あ、この人、今、いい男を演じているな」と勘づくことは、ありますよね?
仮に合コンのときはうまくいったのだとしても、その後、何度かデートを重ねれば、ボロが出て、演じていることがバレバレになってしまうことも。
演じていたキャラと落差があればあるほど、相手はダマされた気になってしまうこともあります。
でも、「演じないと、ありのままの自分では、好かれるはずがないから!」と思うかもしれません。だったら、演じるのではなく、本当に“自分が素敵だと思う人”になれるように努めたほうがいいでしょう。外面(そとづら)だけ良くしないで、内面からきちんと変わるのです。
もし努力してもなれない場合は、そもそも「自分とはキャラクターが違う」可能性は高いです。自分とはかけ離れたキャラクターを演じて、いくら相手に好かれたのだとしても、その男性は“演じているあなたのキャラ”が好みなのであれば、実際の相性は良くはない可能性は高いでしょう。
だから、自分の持ち味を生かした上で、より素敵な人になれるように努め、そんなあなたを「いい」と言ってくれる相手を見つけたほうが、長い目で見て幸せになれることは多いでしょう。
実は、自分に自信がない
「モテたい」という人は、人からモテること(=いい評価をされること)で、「自分に存在価値があること」を実感したいと思っていることが多いです。
<Bさんは、色々な男性からチヤホヤされることを好むタイプで、実際にモテます。でも、その中に彼女が好きな人は1人もいません。
とはいえ、彼女にとっては、そういう男性たちの存在が必要なのです。なぜなら、自分に自信がないため、多くの男性に言い寄られることで、「自分はまだまだ女性としてイケているのだ」と思いたいところがあるからです>
「モテるか、否か」が、自分の存在価値のバロメーターにしてしまっている人は意外といます。でも、深く関わらない限りは、人が他人を見ているのは、“表面的な魅力”に過ぎません。つまり、そんな表面的な部分を見ていい評価をされても、「だから、存在価値が高い」とは言えないところがあります。
とはいえ、誰もに存在価値はあります。それは、たとえモテていなくても、です。
誰もが、そんなに深い関わり合いをするような相手は多くないので、自分の本当の良さを理解してもらえないことは少なくありません。
つまり、「モテるか、否か」が、本当の意味で、自分の存在価値のバロメーターにはなり得ないのです。
モテることで自分の存在価値を測る傾向がある人は、まずは自分で自己をきちんと認められるようになることが大切です。
それができたときには、むやみに人に認められたいと思わなくなるからです。
“自分がOKだと思えるような自己”になることができたら、たとえモテなくても、「相手の見る目がないだけだ」と思えるようにもなります。それくらい自信のある人のほうが、むしろモテやすくなるのです。
例えばあなたは、相手が「これ、美味しいから食べてみて!」と、自信をもって勧めてくれるお菓子と、相手が「これ、美味しいかどうか、分からないし、もしかしたらあなたにとってはマズイかもしれないけど、よかったらどうぞ」と手渡されたお菓子だったら、どっちを食べたいと思うでしょうか?
おそらく前者のほうを食べたい人が多いでしょう。それと同じように、人に素敵だと思われるようになるためには、まずは自分に自信をもてるようになったほうがいいのです。
まずは自分のいいところを理解し、その魅力を磨いていきましょう。欠点ばかりに目を向けるのではなく、長所や特技を高めていくのです。
日頃から「モテたい」と思っていると、逆に魅力のない言動をして、不幸になってしまうことがあります。それは、どういうことでしょうか?後半に続きます。
声がかからないと不安…。そんなことはありませんか?