昆布茶と三種の手作り団子|〜細川芙美の「SIDE-Bクッキング」〜

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ロケ弁ブランドをはじめ、さまざまなジャンルで活躍をするフードデザイナー・細川芙美さんが、ズボラ女子でもできる簡単レシピを紹介する連載。第38回は前回に引き続き、アボカドとつぶあんを使った三種類の団子を紹介します。

今回のテーマ:「昆布茶と三種の手作り団子」

今回もアボカドとつぶあんを使って…。

家にオーブンがないからってお菓子作りを諦めているB面女子の諸君!お団子の存在を忘れてはいないだろうか。前回に引き続き、スイーツで女子心のスイッチを色々な方法でオンにしてみよう。オーブンで焼くだけがお菓子作りじゃない。今回は白玉団子でまったりチルアウト。

材料(2枚分)白玉粉…150g水...140mLサラダ油...適量

【アボカドずんだ風】アボカド…1/2個きび砂糖…小さじ1塩...少々

【あんこと黒ごま】あんこ…お好みで黒すりごま…少量

【みたらし磯辺風】酒…小さじ1きび砂糖...小さじ1みりん…小さじ1醤油…小さじ1のり…1〜2枚

白玉粉はむずかしくない!水でのばすだけ

【POINT】水は少しずつ加える。【POINT】こねては水を入れ…をくり返す。【POINT】つるんときめ細かくなったらOK。【POINT】丸めて並べる。

【1】ボウルに白玉粉を入れ、水を少しずつ加えながらこねる。表面にツヤが出て、きめが細かくなるまで混ぜ合わせたら、手のひらを使って一口大に丸めていく。

手作り団子の一部始終をどうぞ!

【POINT】沸騰したたっぷりのお湯の中へ投入。【POINT】表面に透明感、そして浮いてくる!【POINT】水にさらして冷ます。【POINT】水からあげて…。【POINT】竹串は2本させば強度UP。【POINT】三兄弟の完成。

【2】鍋にたっぷりの水(分量外)を入れたら強火で沸かし、団子を入れる。団子に火が入ると浮かび上がってくるので、ざるに取り出し、流水にさらして冷ます。竹串などを使って(竹串1本だと団子の重量に耐えられないため、2本使うといい)串刺しにして。

【焼き方その1】魚焼きグリルで焼く

【POINT】網にサラダ油を塗っておく。【POINT】予熱で2~3分温めたところへ。【POINT】ぷくっと焦げ目をつけて。

【3】魚焼きグリル(もしくはトースターでも)の網にサラダ油を塗り、まずは強火で2〜3分予熱。温まったところに団子をのせ、弱火で表面に香ばしい焦げ目がつくまで焼く。

【焼き方その2】フライパンで焼く

【POINT】サラダ油で熱したら、団子をIN。【POINT】揚げ餅風。

【4】フライパンにサラダ油を引き、中火で熱したら団子を入れる。表面がきつね色になるまで焼いて。

【焼き方その3】タレに絡めながら焼く

【POINT】ひと煮立ちさせて。【POINT】スプーンなどでタレをかけると。【POINT】焦げる直前まで絡めて!

【5】フライパンに酒、きび砂糖、みりん、醤油を入れて中火で沸騰させる。団子を入れたら弱火でタレがなくなるまで回しながら全体に絡めていく。調味料は完全になくなるまで、だけど焦げるギリギリのタイミングを見計らって…!

お菓子作りはいつだって楽しいデコレーション!

【POINT】やっぱりチューブ最高!【POINT】黒すりごまは必須かも。【POINT】アボカドは前回同様…。【POINT】フォークでつぶす!【POINT】見た目がちょっとずんだ風。【POINT】みたらしにはのりしかない。

【6】グリルで焼いた団子には、あんこと黒すりごまをのせて「あんこと黒ごま」。ボウルにアボカド、きび砂糖、塩を入れ、フォークでペースト状になるまでつぶしたものは、揚げ餅風にした団子にのせて「アボカドずんだ風」。タレに絡めて焼いた団子は、のりを巻いて「みたらし磯辺風」に。

器は、焼き魚などで使ってる長方形のお皿がベスト。フルーツだけではなく、実は団子でも、こうやって色とりどりに仕上げて目で楽しむことができる。地味だと思っていた和菓子の知られざる可能性に出会ってしまった!ケーキに紅茶なら、団子に昆布茶。いい午後だな。

今回のB面撮影裏側日記

白玉を丸めるときは、できるだけ笑って丸めるとおいしくなるのだとか。ただ今回、私は途中から楽しくなりすぎたのか、だんだん団子が大きくなってしまった。楽しさと団子の大きさは比例するってね…!

A面、B面女子とは…?

料理ライフを楽しむキラキラA面女子(SIDE-A)がいる一方、「料理はしたいけど楽ちんなのがいい!」のが本音。そんなB面女子(SIDE-B)の願望を叶える簡単レシピを紹介する本連載。Hanako誌面の連載「SIDE-B COOKING」と連動中!Hanako.tokyoのWEB連載、instagramと合わせてパラレル女子のA&B面をチェックして!