クラファン収益は、淺沼組の創業の地でもある奈良の森林を保護するための活動費として全額寄付し持続可能な林業の支援へとつなげる

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淺沼組は、「人間にも地球にもよい循環」をテーマにした、循環型プロジェクト「GOOD CYCLE PROJECT」(グッドサイクルプロジェクト)を4月1日に開始。100%自然素材の端材を活用した“香りのプロダクト”「ヨシノチップス」のクラウドファンディングをスタートさせた。

【写真】好みの器にチップスを盛りつければ、お部屋が吉野の森に

同社は、「いかに環境負荷を抑制し、持続可能な事業を行うか」という現代社会の課題に寄り添い、「人間にも地球にもよい循環」を作るべく、リニューアル事業コンセプト「ReQuality」を立ち上げた。

このコンセプトを、4つのアクションからなる「GOOD CYCLE PROJECT」を通して発信。クラウドファンディング(GOOD CYCLE PROJECT)、リニューアル事業(GOOD CYCLE SERVICE)、名古屋支店リニューアル(GOOD CYCLE BUILDING)、オウンドメディア開設(GOOD CYCLE TALK)で展開していく。

クラウドファンディングで購入できるのは、淺沼組の名古屋支店リニューアルの際に生じた建材の端材を活用したプロダクト「ヨシノチップス」(オイルを含んだウッドチップ)。樹齢130年の吉野杉から抽出したオイルを使用した100%自然由来の“香るインテリア”で、「ポテトチップスを食べるような気分で、お好みの器にチップスを盛りつければ、お部屋が吉野の森に」と同社。在宅で過ごす時間が多いなか、家で自然や癒やしを感じさせてくれるアイテムだ。

ちなみに「ヨシノチップス」の他には、吉野の木工職人が、吉野杉の端材をアップサイクルした「吉野杉のボウル」や、お風呂や加湿器に使える「ヨシノドロップス」(吉野杉から抽出した精油/2種)も展開する。

吉野杉は、その一本一本が多くの人の手と時間をかけられて育ったブランド材。樹齢130年の吉野杉は建材としては一般的だが、アロマオイルの原料として使われることは滅多にないという。多くの人の手に届くようにと開発されたこれらの製品は、建設会社だからこそ、仕入れることのできる素材を贅沢に取り入れた、ここでしか手に入らないプロダクトとなっている。

なお、クラウドファンディング公開1時間をたたずして目標金額20万円を達成し、本記事執筆時点(4月7日17時)では応援購入金額が目標金額の575%の115万円となっており、注目の高さがうかがえる。ヨシノチップスで在宅しながら大自然を感じてみてはいかがだろうか。