連作6面が勢揃いした「貴婦人と一角獣展」が国立新美術館で開催中!

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凛としていて優雅で、気品とか品格の高さを感じさせる女性ってステキだよね〜。そしてそんな女性はどこかミステリアス・・・。このイメージってもしや世界共通!? だって、国立新美術館で開催中の「貴婦人と一角獣展」(4月24日(水)〜7月15日(月・祝))の目玉、フランス国立クリュニー中世美術館の至宝である6面連作のタピスリー「貴婦人と一角獣」に描かれている一角獣と獅子を従えた貴婦人の佇まいは、500年以上を経ていても静かな気品を感じさせるに充分な迫力。しかも、この6面のタピスリーにはミステリアスないわれが! いったいそのいわれとは? 広報担当の方にお伺いしてみると・・・。

「本展は、この中世ヨーロッパ美術の最高傑作の誉れ高い『貴婦人と一角獣』連作の6面すべてを日本で初めて公開するもので、西暦1500年頃の制作とされる千花文様(ミル・フルール)が目にも鮮やかな大作のうち5面は、『触覚』『味覚』『嗅覚』『聴覚』『視覚』と人間の五感を表していますが、残る1面『我が唯一の望み』が意味するものについては、“愛”“知性”“結婚”など諸説あり、未だ大いなる謎に包まれています。さらに、このクリュニー中世美術館の珠玉のコレクションから厳選された約40点の出品作品は全て日本初公開のものです。会場では、最新のデジタル撮影と色彩計測によって取得した『貴婦人と一角獣』のデジタルデータを活用し、展示室では作品保護のため困難な明るい照明環境で、貴婦人の表情や宝飾品の繊細な表現などを大画面シアターでじっくりとご覧いただくことも可能です」とのこと。

憂いのある貴婦人もいいけど、伝説の動物・一角獣の水差しやマリア様のステンドグラスなどほかにもステキなものがみられる滅多にないチャンス! 神話好きな友達と一緒に出かけてみては?