フライパンで炊いたご飯

みなさんお米はなにを使って炊いていますか――? この質問には、多くの人が「炊飯器」と答えると思います。

このほか「土鍋」を使って炊くという方法もよく知られていますが、ほとんどの家庭にある調理器具「フライパン」で炊くという方法もあります。知っておくと、いざというときに役立つかもしれません。

所要時間は約50分

参考にしたのは、日本赤十字社のサイト「Sonaeru Gohan 備えるごはん」です。そこに災害時に電気が使えなくても、ガスコンロと水を使ってお米を炊く方法として、「フライパン」を使ったお米の炊き方が紹介されています。

緊急時の予行練習として、炊飯器でしかお米を炊いたことのない記者も試してみました。

用意するもの
・米2合
・水350ml

(1)米は洗って30分以上浸水させ水気を切る。

(2)フライパンに米、水を加え全体を平らにする。

(3)蓋をして強火で沸騰するまで加熱する。

(4)沸騰してきたら弱火にして5分加熱する。

(5)米がふっくらしてきたら再度強火にし、1分加熱したら火を止める。

(6)蓋をしたまま10分蒸らす。

(7)蓋を外し、しゃもじで十字を切るように混ぜて余分な水分を飛ばして完成。

全体時間は約50分。文字にすると工程が多いように感じられますが、実際は火加減を調整するだけで簡単に炊くことができました。

しゃもじで掬い上げた感覚は、炊飯器で炊いたものとあまり変わりません。食べてみると火のあたり具合によって硬さが異なる印象。全体的に普段より硬めでしたが、美味しく食べることができました。

緊急時に備えて、知っておいて損はない方法ですね。炊飯器とはちょっと異なる食感を楽しみたい人は試してみて。

詳細は公式サイトで。