湖の右側にある赤色の「恵那峡大橋」は恵那峡の象徴的な存在になっている

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大正時代に建設されたダムによりできた「恵那峡」(岐阜県恵那市)は、湖を中心とした県立自然公園。1920年、世界的に有名な地理学者・志賀重昂氏によって「恵那峡」と命名されて以来、多くの文人や文化人に愛され、公園内には記念碑も残されている。四季折々の自然が楽しめるほか、土産物屋街の乗船場からは、渓谷を巡る遊覧船が発着する。本記事では、秋に楽しみたい恵那峡の魅力をご紹介!

【写真を見る】国の天然記念物の傘岩。この形になったのは、雨風による風化やすぐそばを流れる木曽川の水位がこまであったからなどと言われている

■ 両側に奇岩がそびえるダム湖の紅葉

湖の周りは、天然記念物の傘岩周辺でカエデが色濃く紅葉している。湖面を赤く染める紅葉が見事で、ダム以前の急流を受けてできた、湖畔の奇岩や絶壁も観覧できる。遊覧船のほか、遊歩道が整備された「さざなみ公園」や、新しくなった「どんぐり広場」から眺める紅葉も必見だ。

公園内にある国の天然記念物に指定された「傘岩」の周辺からは、この湖畔と紅葉を美しく撮れる。また、湖や紅葉、奇岩を同時に撮影できる遊覧船に乗って撮るのもいい。

両岸にそびえる奇岩や怪石を眺めながら、クルージングを満喫できる「恵那峡遊覧船」。高速ジェット船に乗り、さざなみ公園から約20kmの距離を30分で往復する。11月上旬から下旬は見事に色付く紅葉が見られる。

乗船料は中学生以上が1280円で、2018年9月1日(土)からは1480円となる。

■ 家族で楽しめる自然に囲まれたレジャー施設

「恵那峡ワンダーランド」(岐阜県恵那市)は、恵那峡の自然に囲まれた総合レジャーランドで、アトラクションやディキャンプ(要予約)なども楽しめる。大観覧車など小さなキッズも安心して楽しめるアトラクションが多くそろう。営業期間は2018年11月25日(日)までで、料金は中学生以上の大人が1100円ほか。

■ 豊かな自然と天然温泉で旅の疲れを癒そう

岐阜県立恵那峡自然公園内にある「湯快リゾート 恵那峡国際ホテル」(岐阜県恵那市)の露天風呂からも、美しい紅葉を満喫できる。日帰り入浴料は、中学生以上が500円ほか。土曜、日曜、祝日のみ開催のランチバイキング(税抜1509円)も人気だ。

紅葉に彩られた恵那峡では、四季を通じてさまざまな季節の花や渡り鳥がやってくる名所。ハイキングやバードウォッチングをしながら、恵那峡の紅葉を満喫しよう。(東海ウォーカー・東海ウォーカー編集部)