落ち込みそう…な時にやると 世界観が変わるかもしれないポーズ

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わけもなく鬱々してしまう

晴れの日もあれば雨の日もあるように、私達の心も毎日いろんな出来事があります。まさに晴れる時もあれば、土砂降りの日も。感情の起伏は誰にでもありますよね。

なぜだか悲しい気分になるとか、落ち込んでいる状態が2週間以上続いた場合には、ちょっと注意が必要かも。「なんとなく不調かも?」と思っている枠に収まりきらないほど心の風邪引き、神経衰弱かもしれないので、気持ちが落ち込みがちになったら、その都度、体と心のメンテナンスを行うことを心がけましょう。

でも、ここで言うメンテナンスとは「治す」ということではありません。無理に治そう!としなくてもいいのです、鬱々した気持ちと、上手につき合っていきませんか?自分で、鬱っぽくなることがあるな〜と知っているなら、それがどんな時に起こるかを考えてみると、タイミングや感情、環境なども見えてきますね。それがわかれば、対処法も見えてくるかもしれません。

また、20代後半や初老期、妊娠、出産、更年期などの女性のライフステージには、気分の変化や落ち込みだけでなく、頭痛、不眠など体にも不調が現れやすくなります。

忙しさや人間関係の煩わしさなど、原因が見えていない時でも、自律神経のバランスが乱れている可能性はあります。そんな時は、ヨガの出番。今回は、気分が軽くなる作用のあるポーズを紹介します。

【コブラのポーズ(ブジャンガアーサナ)】

別名「ノイローゼ脱出」のポーズと言われるほど、気分が軽くなり、気力がわきます。自信や実行力がついて、性格まで明るくなる心理的な効果が期待できます。

1:うつ伏せでくつろぐ。
2:両手のひらを胸の横の床に着く。
3:両ワキを締めて、両脚をそろえる。
4:額を床に着けて、息を吐ききって無駄な力みを抜く。
5:息を吸いながら、胸から上体を上げつつ、アゴを突き出す。手の力を使いすぎずに胸から反り、肩の力を抜いて胸を広げ、肩を後ろへ回す。目線は上方へ。
6:ヘソを床に押しつけ、尾骨は下へ向けておく(腰痛防止のため)。
7:6の姿勢で、ゆっくり5呼吸ほど繰り返す。息を吐きながら4の姿勢に戻る。
8:この一連の流れを3回行う。

二重アゴ防止&解消、バストアップ、腹筋・背筋・腰まわりの筋力強化、腰痛解消、肝臓・心臓の強化、消化力や排泄力アップにも効果があります。

落ち込んだ、あるいは落ち込みそう…という時に、ぜひ試してみて。

 

ライター:安藤けいこ
呼吸法ヨガセラピー実践、指導者。ヨガ歴17年、ヨガ指導歴12年。絵描き、元JSBA公認プロスノーボーダー。南米ペルーのセラピー施設でヨガ指導担当。2014年日本帰国。神奈川県逗子市在住