「湖北のおはなし」(1150円)/井筒屋 在来線ホーム5号売店

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湖北「木ノ本」への旅はJR米原駅への立ち寄りから。30年以上愛されている名物駅弁を持って、宿場町木之本へ。駅前の広場で駅弁を食べたら、さっそく町を散策してみよう。伝統と味を守る酒蔵や、作り手の心を感じるベーカリー、古い町並みなど見どころがいっぱい。山に囲まれたきれいな空気と落ち着いた雰囲気の町で、旅の終わりには名物の草餅をおみやげに買って帰るのも、いい思い出になる。<※情報は関西ウォーカー(2018年6月5日発売号)より>

【写真を見る】「てき重」(1300円)/井筒屋 在来線ホーム5号売店

【木ノ本駅へのアクセス】JR大阪駅より新快速米原経由近江塩津行約83分、米原駅下車、井筒屋在来線ホーム5号売店で駅弁購入、JR各駅停車米原経由近江塩津行約24分、木ノ本駅下車。乗車料金2270円。

■ <11時30分>井筒屋 在来線ホーム5号売店で駅弁

創業以来、米原で駅弁を作り続ける井筒屋は、駅構内に4店舗を構え、地元の方はもちろん全国の駅弁好きからも愛される存在。ホーム内で味わえるえきそばも有名で、季節限定駅弁も用意されているので、1年中楽しめる。

関西風の味付けの煮物や卵焼き、胡椒が効いた鴨肉のローストなどどれも絶品。季節ごとに変わるおこわには、常時サクラの葉が潜んでいて、独特の香りが広がる(6月より枝豆おこわに変更)。

ぎっしり敷き詰められた牛肉にミツバの香りと生姜がアクセント。温かい肉の上にタレをかければ、ご飯が止まらない加熱式駅弁。

駅の東口近くにベンチがあるので、ここで駅弁を食べて木之本散策を始めよう。

澄んだ関西風ダシが染み渡るそばと、サクサクの大きなエビ天が1尾のる。

えきそばのダシの香りに引き寄せられる。

■井筒屋 在来線ホーム5号売店<住所:滋賀県米原市米原 JR米原駅構内在来線5・6番ホーム 電話:0749-52-0006(本社) 時間:8:30〜19:00 休み:なし 席数:立ち食いカウンターあり>

【次のスポットへ】電車で約25分

■ <13時30分>冨田酒造

460年以上の歴史を誇る酒蔵。滋賀で生まれ育ち、米のうま味を味わえる「七本鎗 純米酒」などの日本酒を購入しよう。酒粕を使ったスイーツや石鹸なども取り扱っているので、お酒が飲めない人もぜひチェック!

ちょこに入った大人味のスイーツ。

濃厚なミルクの甘味と酒粕の香りが口いっぱいに広がる。なめらかな舌触りが絶妙。

地元の米と蔵内に湧く井戸水で作った逸品。

入口近くにぶら下がる特大杉玉が目印。

■冨田酒造<住所:長浜市木之本町木之本1107 電話:0749-82-2013 時間:9:00〜18:00 休み:不定休>

【次のスポットへ】徒歩すぐ

■ <14時>つるやパン本店

1951年から続く人気ベーカリー。全国区の人気を誇る、刻みタクアンをはさんだサラダパンをはじめ、地元民イチオシの魚肉ハムとマヨネーズのサンドウィッチなど、思わず「懐かし〜」と笑顔になる素朴なパンが並ぶ。

「おにぎりの代わりになるパンを」と考案。ほのかな甘味のあるパンで刻みタクアンをサンド。

ふかふかのまるい食パンに魚肉ハムや自家製マヨネーズと、シンプルな具材ながらクセになる人気No.1商品。

■つるやパン本店<住所:長浜市木之本町木之本1105 電話:0749-82-3162 時間:8:00〜19:00、日祝9:00〜17:00 休み:なし(臨時休業あり)>

【次のスポットへ】徒歩10分

■ <14時30分>木之本地蔵院

眼の仏様の木之本地蔵が祀られ、「木之本のお地蔵さん」と全国から参拝者が絶えない寺院。院内には地蔵の仕えのカエルがいて、自らが片目をつむることで身代わりとなり、人々の願いがかなう時両目を開けると言われている。

秘仏である地蔵菩薩の写しとして建てられた。

足利尊氏なども参拝したとか。

■木之本地蔵院<住所:長浜市木之本町木之本944 電話:0749-82-2106 時間:8:00〜17:00 休み:なし 料金:拝観無料>

【次のスポットへ】徒歩10分

■ <15時30分>菓匠 禄兵衛

1926(大正15)年創業の和菓子店。伝統を受け継ぐ王道の草餅やようかん、斬新なビジュアルの最中などを取りそろえ、おみやげや贈物としても人気。デザイナーユニット「トネリコ」とのコラボレート商品にも注目!

自家製ヨモギと滋賀県産餅米の香りがたまらない。

「トネリコ」とのコラボ商品。

ほろ苦いレモンのさわやかさが絶妙。

木のぬくもりを感じる落ち着いた空間。

■菓匠 禄兵衛<住所:長浜市木之本町木之本1087 電話:0749-82-2172 時間:9:00〜18:00 休み:水曜>【関西ウォーカー編集部】(関西ウォーカー・編集部)