カラフルなデザインが目を引く外観

写真拡大

ベビースターラーメンをはじめとしたスナック菓子や即席ラーメンを製造する「おやつカンパニー」の創業70周年を記念し、2019年夏、三重県津市に工場一体型施設「おやつタウン」が開業する。

世界に一つだけのベビースターラーメンを作ることができる「体験コーナー」

■ “みんなが笑顔で子どもになれる場所”!

年間見学者数2万人を誇る「おやつカンパニー久居工場」に隣接する形で建設される「おやつタウン」は、家族で“遊べる”“学べる”“創れる”がコンセプト。親子で体験できるオリジナルベビースターラーメン作りのほか、最新ITを活用したコンテンツも登場する予定だ。国内最大級の屋内型アスレチックや、子どもだけが入室できる秘密の研究所などを備えた、これまでにない施設になるという。

そんな「おやつタウン」は、“たっぷりたのしい夢としあわせの提供”をテーマとしており、以下の4つのエリアに分かれている。

■ おやつミュージアム

ベビースターラーメンが誕生した昭和の町を再現したエリアで、見て、触れて、学べるミュージアムとなっている。最新のデジタル技術を活用し、おやつがより身近にあった昭和の様子を体験できる。ギャラリーはテーマごとに分かれており、当時の生活用品などを展示。また、ベーゴマやメンコといった当時の遊びを体験できるコーナーもあり、大人は懐かしさを感じながら、子どもは新鮮さを感じながら楽しむことができる。

■ おやつ広場

スライダーや屋内型アスレチック、タイムを競える体験ゲームなどで、大人も子どもも一緒になって体感できるエリアが「おやつ広場」だ。ここでは、季節や天候に左右されることなく、家族や来場者同士で競ったり協力したりして楽しむことができる。

エリアのほぼ中央に位置するのは、高さ8mの巨大“ホシオくん”。その両足が、高さ約8m、滑り台最頂部約3.6m、最大傾斜34度とスリル満点のスライダーになっている(対象身長約120cm以上)。

また日本最大級となる屋内アスレチックは2階層に分かれており、小学生の子どもから遊べるコースや、大人でも十分楽しめる高さのコースを用意。アスレチックと映像のコラボレーションによってスリリングな体験ができるほか、五感をフルに活用して楽しめるとのこと。

友達同士や家族でタイムを競い合うタイムトライアル型の体験ゲームには、デジタル技術を融合。体だけでなく、頭も使って遊ぶことができる。

さらに、光と音を組み合わせた新感覚のデジタルボールプール「サーカステント」も登場。参加者が共同で遊べるゲーム要素が盛り込まれ、小さなキッズたちも十分に楽しめるものとなっている。そのほか、子どもたちだけが参加できるという謎に包まれた秘密のプログラム「ひみつのおやつラボ」にも注目だ!

■ 体験コーナー

世界に1つだけのベビースターラーメンを作ることができるコーナーで、ベビースターラーメン作り体験を通して、出来上がるまでのさまざまな工程を学ぶことができる。「おやつカンパニー」では現在も工場見学ツアーを実施しているが、「おやつタウン」の完成後は通常の工場見学に加えて“自分で実際に作る”体験ができるようになり、より高い学習効果を得られるという。まさに、“工場一体型ならでは”の強みといえそうだ。

■ フード&お土産コーナー

ここには「おやつタウン」でしか買えないみやげがそろうほか、フードコートにもここでしか食べられないメニューなどが登場。普段のベビースターラーメンとはひと味違うものを楽しむことができる。

現時点で入場料などは明らかにされていないが、だれもが知る国民的おやつ「ベビースターラーメン」をテーマにした施設ということで、東海エリアの新たな観光名所となることは間違いなさそうだ。(東海ウォーカー・吉橋和宏)