美容・健康に関する資格を8個保有するライター&コラムニストharakoが、日々の生活で気軽に取り入れることができる美容情報をご紹介する連載です。第13回目は、スキンケアアドバイザーの視点から、寒い季節の唇対策について考えます。

やばい、今日はデートなのに……!

【ちょこっと美容マメ知識】vol. 13

今日は、待ちに待った彼とのデート。しかし、どれだけグロスや口紅を塗っても、皮めくれが激しくて唇がガサガサ状態が目立つ!なんてトラブルに見舞われたことはありませんか?

柔らかくてプルプルな唇を期待しているであろう、彼を裏切るべからず。と言うわけで、なぜ唇が荒れてしまうのか?どんな対策が必要なのか?など、前日までに仕込んでおきたい唇のケアを交えながらみていきましょう。

原因 皮膚が薄く水分が飛びやすい

皮脂膜や角層も他の皮膚に比べると薄く、デリケートな部位「唇」。実は、唇には皮脂腺が存在していないので、潤い膜を自ら作ることが難しく乾燥しやすい特徴があります。

ご飯を食べたり飲み物を飲んだりと、生活の中でいろいろなものに触れる部位でもあるため、水分蒸発の速度がはやく、乾燥しやすいことが弱点です。

Pointちょこっと美容マメ知識舌で唇を舐めるクセがある人、乾燥のスピードをはやめているかも!

原因 染料が多いアイテムは唇の負担に

唇につける化粧品には、着色剤が含まれており、「顔料」と「染料」が色素を作っています。「染料」は漢字のごとく、色を染めるという意味があるので、確かに落ちにくいのですが、唇に負担がかかる可能性があるので、皮めくれが気になる時には控えたほうが。

しかし、残念ながら着色剤の表記の仕方は「顔料」と「染料」に違いがほぼありません……。見分け方として、“落ちにくい・染める” と謳う商品は、「染料」が多いかもしれないので、唇が荒れているときは避けたほうが安心でしょう。

代わりに、下地として保湿力の高い、ヒアルロン酸やホホバ油、カプサイシンなどが入ったリップクリームをしっかり塗ったうえで、少し取れやすくても普通の口紅を塗る(顔料が主体)ように変更してみてくださいね。

Pointちょこっと美容マメ知識保湿力高めのリップクリームと、「顔料」主体のリップをチョイス!

原因 通常ケアだけでは足りない

上記のことからも推測できますが、唇のケアは通常のスキンケアだけでは足りません。毎日でなくても良いですが、定期的に唇専用の保湿パックを試みましょう!

この時の注意点は、皮膚が薄いのでグリグリとマッサージをするより、たっぷり保湿して優しく包むように唇を潤してみてくださいね。

Pointちょこっと美容マメ知識プルルン唇を作るのは、日頃のケアが重要!

女性の魅力に直結する、「唇」。皮めくれやカサつきは、口紅やグロスを塗ってもカバー難しいので、素肌を整えることが大切です。いつものスキンケアにプラスして、特別ケアを取り入れてみましょう

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