私、清葉アキ子は現在43歳、絶賛婚活中。見た目はキレイなお姉さん系、都内出身、四年制大学を卒業後、編集兼ライターの仕事をしています。38歳から始めた婚活で体験したこと、わかってきたことを堅実女子の皆さんにお伝えできればと思い、ここで紹介します。婚活は、まさしくサバイバルなのです……。

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40代には出会いがない!

あと数か月で43歳になろうという42歳の冬、知り合いの女社長の勧めで「婚活サイト」に登録した。

女性誌の現場は、ほとんど女性。20〜30代前半には合コンや友だちの紹介での出会いもそれなりにあったが、31歳を過ぎたあたりから合コンをセッティングしていた友人たちがどんどん結婚して合コンメンバーから離脱。そのせいで同世代やちょっと年上の男性が参加する合コンが激減した。それでも職場の後輩たちが誘ってくれたおかげで合コンはたまに参加できたが、年齢が若い人ばかりで30代女性なんてお呼びじゃない感じだったり、年上がいると思えば既婚者が多く紛れ込んでいるという、単なる初対面の男女混合飲み会のようなものだったりして、出会いの場というには異なるものになっていた。その後輩たちも続々と30歳を前に結婚し、私が33歳になったころには、全くと言っていいほど合コンのお誘いがなくなってしまった。

ちょうどそのころ、某雑誌のデスクという仕事も任されるようになったうえ、フリーエディター・ライターの仕事がどんどんと舞い込んできて忙しくなり、さらに女子会ブーム絶頂期だったこともあり、楽しく充実した日々を送っているうちに、合コンという言葉は脳の隅っこのほうに追いやられていた。このころ、仕事仲間の女性たちとお見合いパーティには行っていたけれど、そこでの出会いはほとんど後に続くものではなかった。

続々と耳にする「婚活サイト」で結婚できた女たち

婚活ブーム全盛期を過ぎたあたりから「婚活サイト」で出会って結婚した知人の知人の話も多く耳にするようになっていたなかで、50歳を目前にした仲のいいエディター・ライター仲間が「婚活サイト」での婚活を始めた。

ときを同じくして、部下だった20代前半の女子も「婚活サイト」で彼氏探しを始め、すぐに彼氏ができた。昔の同僚である同い年の友人も、「婚活サイト」で知り合った彼と3年の同棲を経て、ようやく結婚した。懇意にしていた30代後半のモデル事務所のマネージャーも、「婚活サイト」で知り合った6つ年下の彼と1年もせずに結婚し、すぐに妊娠した。以前は婚活の企画内に取り上げる“「婚活サイト」で結婚に至った成功例”を探すのは至難の業だったが、このころから苦労せず見つけることができるようになっていた。

成功例を多々耳にしてしまっては、興味を持たずにはいられない!でも、所詮「出会い系サイト」。よい先入観はひとつもない。

でも、女社長との食事の場での話の流れで、「婚活サイト」をなんとなく始めることになってしまった。

「やってみてうまく行ったらラッキー!もしうまくいかなかったとしても企画にしてしまおう!!」そんな編集魂も少し絡んでいた。

LINEへの移行は慎重に

私が最初に登録した某「婚活サイト」は18歳以上から入会できるもので、男性は月会費を払うが女性は基本料金無料というもの。男性の月会費は基本1か月ごとの更新だが、3か月、6か月、1年と契約を一括で支払うことで割引率も変わっていくという。1か月にコインと呼ばれるものが一定枚数支給され、いいなと思う女性へ「いいね!」を送るたびに1枚のコインが消費される。「いいね!」と一緒にメッセージを送ると、相手に本気度や思いを伝えることができるが、そのメッセージもコインを1枚消費することになる。

無料会員である女性も1か月ごとにコインが支給され、同じように「いいね!」を送る際に1枚ずつ消費されるため、自ら「いいね!」をたくさん送ればコインが足りなくなるが、その際にはコインを買うことも可能だ。

「いいね!」も「いいね!」を返せばマッチング成立となり、メッセージのやりとりができる。私の場合、マッチング後、やり取りをしばらくしたのちに、会おうと言われたら会うことにしているが、会ってもう1回会ってもいいと思えた人の場合のみ、LINEにしたいと言われたら応じることにしている。マッチング後、すぐにLINEにしたいと言われることもあるが、「もう少し仲良くなってからでもいいですか?」とやんわりと断る。これで連絡が来なくなる人もいる。いちいち「婚活サイト」にアクセスするよりもLINEのほうがやり取りしやすいというのもあるだろうが、有料会員の男性は早く退会するために「婚活サイト」にアクセスしないで済むようLINEに誘導したいのだ。

婚活サイト仲間の友人は、「LINEくらいは交換したっていいじゃない!嫌になったらブロックすればいいし!!」と言うが、私はブロックというのがあまりにも冷血な印象がありなじみがないのでちょっと躊躇してしまう。嫌な気持ちになるくらいなら、最初からLINE交換をしないほうがいい。これが私の結論。

実は最初、まだよくわからなくて携帯番号とアドレスを教えたら、電話とメールがしつこくきてしまったので、“会うまでは教えない”を私は基本にしている。下の名前だけでも本名も秘密。本名っぽいハンドルネームにしておけば、勝手にそれが名前だと思ってくれるので問題ない。

体だけが目的の男性もいるので、LINEへの移行は直接会ってまた会いたいと思ったら考えるように。

婚活サイトを上手に使えば、アラフォーだって出会いがたくさん!?アラフォーのネット婚活のポイントと注意点は?〜その2〜に続きます。