焼肉店とは思えないラグジュアリーな空間が広がる

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「大阪焼肉・ホルモン ふたご」を世界展開するFTG Companyは、新業態店舗「YAKINIKU FUTAGO 37 West 17th St.」(ヤキニク フタゴ セブンティーン ストリート)を8月25日(金)、新橋にオープンする。

【写真を見る】宝箱の中から極上の霜降り肉が登場!

同店は、ニューヨーク17番街に店を構え、ミシュランガイドにも掲載された「YAKINIKU FUTAGO NYC」のラグジュアリーな世界観を体感できる焼肉店。今回は、オープンに先駆けて行われたメディア向け内覧会にて、記者が一足早くその魅力を体験してきた。

2階に到着しエレベーターを降りると、目の前に現れたのはオシャレなバーカウンター。その奥には高級感あふれるラウンジがあり、一瞬店を間違えたかと思うほど、従来の焼肉店とはかけ離れた雰囲気が漂う。ニューヨークではラウンジでお酒を嗜んでから食事をするスタイルの店が多く、同店ではその文化を取り入れているそう。

だが、辺りを見渡しても食事をするためのスペースはどこにも見当たらない。話を聞くと、どうやらバーカウンターの横に、レストランスペースへ通じる通路があるらしい。担当者の案内で赤いカーテンをくぐり、通路へ足を踏み入れると、そこにはミートセラーが置かれていた。

このミートセラーも特徴の1つ。同店では焼肉業界初の“オーナーズビーフ制”を導入している。“オーナーズビーフ制”とは、オーナーが買い取った牛肉の塊(3kg前後〜、時価)を店内のミートセラーで保管。店が肉の熟成具合、残りのグラム数、賞味期限などを管理し、オーナーが来店した際に最高の状態で提供してくれるサービスだ。

通路をさらに進んでいくと、「STAFF ONLY」と書かれた扉に突き当たった。実は、この扉がレストランスペースへの入り口。ドキドキしながら扉を開けると、シャンデリアが揺らめくモダンな空間が現れた。ちなみに店内奥の壁には牛の絵が描かれているのだが、絵の一部が個室へ通じる隠し扉になっているという、これまたニクい演出だ。

そんな遊び心あふれる空間で味わえるのは、四季折々の食材を使った、3種類のコース。肉のオーナー限定の「Owner’s (オーナーズ)」(6000円)のほか、「Union Square(ユニオンスクエア)」(7000円)と「Chelsea (チェルシー)」(1万円)を用意する。

今回、記者はコース料理の中からアミューズ「THE garden」と「本日の厳選焼」、デザート「美味しくてごめんなChai」の3品を試食したが、どの品も驚きと感動の連続!「THE garden」はその名のとおり、器の中に緑と小石で小さな庭が表現されているのだが、実はこの中に2つだけ、小石に見立てた黒毛和牛が紛れ込んでいるのだ。宝探し気分でワクワクしながら味わうアミューズは、まさに新感覚!

「本日の厳選焼」は、なんと宝箱に入って登場!ニューヨークの店舗で提供している“トレジャーボックス”を逆輸入したものとのこと。煙の中から姿を現す上質な肉は、輝きすら放って見える。もちろん、口に入れると一瞬にしてとろけるような逸品だ。

コース料理の締めくくりは、チャイと生クリームを液体窒素で瞬間凍結させた、ちょっぴりスパイシーな大人のアイスクリーム。その下には、土に見立てたクッキーがあしらわれている。ガラスの器の内側にも落ち葉が敷き詰められ、芸術的なビジュアルに思わず目を奪われるはずだ。

記者自身、こんなにたくさんの驚きが待ち受けていた焼肉店は、初めての体験だった。ただおいしいだけでは物足りない、大人のワガママに応えてくれる同店。とっておきの日のディナーに、利用してみてはいかがだろうか。【ウォーカープラス編集部/水梨かおる】

※価格はすべて消費税・サービス料別