〇〇を決めれば結婚できる?オタク女子の婚活に学ぶ「運命の人」との出会い方

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恋活・婚活を成功に導くための情報は数あれど、なかなか素敵な人には出会えない…という話も耳にします。そのストレスたるや!想像に難くありません。

合コンや婚活パーティーなど、外に出れば、時間もお金も労力もそれなりにかかるもの。緊張やプレッシャーが焦りに拍車をかけますが、どうせならサクッと結果を出したいところですよね。

◆オタク女子が婚活に成功した理由


そんな時、成功者の話を見聞きすれば、希望が湧いてくることも。
そこで今回は「オタク女子」の婚活成功談に隠れている「運命の人との出会い方」にヒントを探ってみました!

一口にオタク女子と言っても、アニメ、アイドル、BL、ゲームetc. 好きなものや、そのハマり度合は人それぞれ。
あまりにもディープな世界なのでそこは割愛し、「趣味に没頭する女性」と非常に雑なくくり方をさせていただきます。

オタク女子の体験談を描いた漫画やブログを読んだり、オタクを自称する既婚女性の話を聞いたりしたのですが…。
彼女たちが婚活に成功し、一緒にいて居心地のいい相手をゲットした要因を抽出してみたら、とにかく「ブレない」この一言に尽きることがわかりました。

彼女たちにとって、趣味の世界は自分を形成してきた「自身の一部」なので、それを失うことなど考えられません。
つまり、恋愛や結婚という人間関係に依存しないので、自分(趣味を含めて)を無理やり曲げてまで男性と付き合う必要性を感じていないのです。

「オタクである自分(とその趣味)を認めてくれる人とでないと付き合えない」
という大前提があるから、必然的に相手に求めるものが明確化していくのでしょうね。

◆相手に求めるものがシンプル


◎お互いを尊重し合えることが大前提


例えば、

・一緒に趣味を楽しんでくれる人
・相手も趣味を持っていて、お互いの時間を大切にし合える

などなど。
もちろん、自分も同じように相手の趣味を受け入れる態勢を整えています。

◎条件が消去法


「結婚してもこの趣味を続けたい」という目標を達成するためには、それ以外の点については妥協も辞しません。婚活成功者は、その妥協ラインがとても明確でした。

・顔のタイプについてはこの際、度外視(生理的に受け付けない人は除外)
・定職があり、収入が低すぎないこと。年収がどんなに高くても借金がある人はダメ、ギャンブル好きは論外
・最低限、自分のことは自分でできる

といったところでしょうか。条件は人それぞれですが、オタク生活を死守しつつ良好な関係を作るために、必要以外のことは断ち切っていく、という覚悟が大事なようです。

◆婚活の期限と場を決める


出会いを求めるとなると、合コンや婚活パーティーなど外に出る機会も増え、今、趣味に使っている時間やお金・労力を注ぎ込む必要があります。
そのため、1年、2年など、ある程度の期限を決めて活動した人が多いみたいです。

ココロニプロロで連載していた漫画家・エッセイストの御手洗直子さんも、「期限を決めることが大事」と言っていました。
いわく婚活で成功するコツは「絶対に結婚するって期限を決めて、その時点でのトップの人で妥協すること」。

なお、自分で設けていた婚活期限(2年)をはみ出し、3年半で結婚した知人は
「期間内にうまくいかなかったら、一旦休止して1ヶ月だけ趣味に没頭し、気持ちをリセットしてから、また取り組むのもあり」
と言っていました。

マッチングサービスを利用する(オタク女子を対象にしたサービスもある)、趣味絡みのSNSでの出会いを大事にするなど、婚活の方法はパッと見、非オタとあまり変わらない様子。
ですが、世界観がはっきりしているだけに、対象となる異性も必然的に絞られてくるのではないでしょうか。

◆恋活・婚活のヒントになるかも


オタク女子の恋愛事情は、何も特別なわけではありません。そりゃまあ、中には

「二次元の男性にしか興味を持てない」
「リアルの男性との付き合い方がわからない」

という人もいるでしょうが、多くの場合は普通に恋愛や結婚を求め、非オタと同じように恋活・婚活をしているのです。

ただ、彼女たちは自分の世界をしっかりと持っているだけにブレないところがあり、なおかつ、その成功者は自分自身も含めて現実と将来をしっかり見据えたうえで運命の人を絞り込んでいったのだな、とも感じました。

自分の幸せが何か、を知っている彼女たちの姿には、学ぶべきものがたくさんありそうですね。
恋活・婚活に行き詰ったら、参考にしてみてはいかがでしょうか?

ライタープロフィール


石村佐和子
エディター・Webディレクターを経て、結婚、出産後、フリーライターに。微妙に偏った恋愛経験を持つ、アラフォー二児の母。好きなことはモノ作り、工場見学、カフェ巡り。将来は陶芸などしながら優雅に暮らしたいと目論んでいます。