シンプルで、何度でも作りたくなる料理研究家・牧田敬子さんのとっておきレシピから、夏野菜を使ったマリネの作り方を教わりました。

マリネとは、酢や柑橘果汁、オイルを食材になじませる調理法。

「野菜の食感や香りに酸味とオイルのコクが加わり、食べ応えのあるおかずに。肉料理などの付け合わせにするのもいいですよ」(牧田さん)

赤玉ねぎと赤キャベツ

材料を刻んだら、あとは調味料を加えて混ぜるだけ。目にも鮮やかな、簡単コールスローのできあがり。

【材料/作りやすい分量】赤キャベツ小1/4個、赤玉ねぎ1/2個、レモン汁1個分、エキストラバージンオリーブオイル大さじ1、塩小さじ1/4、黒こしょう(粒)少々

【作り方】1.赤キャベツは千切り、赤玉ねぎは薄切りにして合わせ、バットに入れる。2.レモン汁、塩、オリーブオイルを回しかけ、こしょうを粗めに挽きながらかける。全体にからめて、冷蔵庫で味をなじませる。

【保存目安】冷蔵庫で2〜3日

なすと香菜

焼いたなすを生姜と香ばしいごま油でマリネした、ごはんが進む中華味。焼きなすはフライパンを使えば簡単!

【材料/2人分】なす3本、ごま油大さじ1、米酢大さじ1、しょうゆ小さじ1、生姜のすりおろし小さじ1、香菜の葉適量

【作り方】1.なすはへたを落とし、縦に1cm厚さに切る。2.フライパンにごま油少々(分量外)をひき、なすを並べて蓋をして5分ほど焼く。こんがりと焼き目がついたら裏返して同様に焼いて火を通す。取り出して、粗熱が取れるまでおく。3.バットにごま油、米酢、しょうゆ、生姜を混ぜ合わせる。4.なすの皮をむいて2〜3つに割き、3のバットに入れて調味料をからめ、味をなじませる。冷蔵庫で冷やす。5.器に盛り、香菜の葉を散らす。

【保存目安】冷蔵庫で2〜3日

まきた・いつこ 料理研究家。素材を見極め、その持ち味を最大限に引き出す料理が得意。著書に『ひとつの素材があれば』など。

※『anan』2017年7月19日号より。写真・津留崎徹花 料理、スタイリング・牧田敬子 文・新田草子

(by anan編集部)