「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」(荒木飛呂彦 作)/(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

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2017年7月15日(土)から9月3日(日)まで、名古屋の松坂屋美術館でルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9〜漫画、9番目の芸術〜」が開催される。

【写真を見る】漫画家・松本大洋が描いた「ルーヴルの猫」/(C)MATSUMOTO Taiyou/Shogakukan/Futuropolis/Musee du Louvre editions

フランス、ベルギーなどのフランス語圏で「バンド・デシネ(BD)」と呼ばれ、「建築」「彫刻」「絵画」「音楽」「文学(詩)」「演劇」「映画」「メディア芸術」に続き、50年以上前から9番目の芸術と認識されているマンガ文化。このイベントは、世界最大級かつ最高峰の美術の殿堂「ルーヴル美術館」を「バンド・デシネ」で表現するというかつてない試みとなる展示会で、日仏16人の著名漫画家が個性豊かなタッチで表現した作品が並ぶ。会場には、原画や資料、映像などが展示され、その数はなんと300点以上にものぼる!

なかでも注目は、人気漫画家・荒木飛呂彦が数年前に執筆した短編作。実際にルーヴル美術館を取材した内容が随所に散りばめられているコミックで、代表作「ジョジョの奇妙な冒険」にも登場するキャラクター・岸辺 露伴を主人公に描かれた作品だ。ほかにも「孤独のグルメ」の作者・谷口ジロー、「テルマエ・ロマエ」の作者・ヤマザキマリ、「鉄コン筋クリート」で知られる松本大洋が手掛けた作品も。

ルーヴル美術館をコミカルタッチで表現した作品が多数並ぶ「ルーヴルNo.9〜漫画、9番目の芸術〜」。いつもとは違った角度からルーヴル美術館の魅力に触れてみよう!【東海ウォーカー/達知瑚都海】